Sky High Blue
本ページはプロモーションが含まれています。
  
 

【2027年3月期2Q決算】ANAは増収減益 国内旅客事業は地域会社の子会社化で建て直す

   
【2027年3月期2Q決算】ANAは増収減益 国内旅客事業は地域会社の子会社化で建て直す
   

コロナ禍で業績不振だった航空、旅行業界。ANA(9202)が2027年3月期2Q決算を発表した。増収減益で、通期上方修正だ。
不振の国内旅客事業の立て直しのため、地域航空会社の子会社化で対応すると発表し、株価は上昇。

ANAのまとめはこちら。


決算のまとめはこちら。

決算関連の記事もチェック!
  

決算サマリー

前回の1Q決算の記事はこちら。

赤字は今回更新。単位は億円。


2026年3月期2027年3月期
第1四半期
2027年3月期
中間期累計
2027年3月期
第3四半期累計
2027年3月期

状況
確定確定確定予想


売上高
25392.3 6727.3 13987.3 28700.0

営業利益
2174.4 207.8 881.6 1500.0

経常利益
2196.5 225.1 856.9 1390.0

親会社株主に帰属
する当期純利益
1690.8 194.1 670.9 990.0



前年同期比

営業収益
+12.3%+22.6%+17.5%+13.0%

営業利益
+10.6%-43.5%-9.7%-31.0%

経常利益
+9.8%-37.3%-10.0%-36.7%

親会社株主に帰属
する当期純利益
+10.5%-15.4%-11.8%-41.4%


1株当たり純利益
358.37円39.99円145.91円214.79円

通期配当
65円60円60円60円60円

株価
2601.5円3221円2862.5円円円

配当利回り
2.5%1.9%2.1%

株主優待
割引券
(10,000円相当)
→→→→

配当+株主
優待利回り
6.3%5.0%5.6%

配当性向
18.1%28.7%

PBR
1.13 1.00

PER
14.78 13.15

2026年3月期

状況
確定


売上高
25392.3

営業利益
2174.4

経常利益
2196.5

親会社株主に帰属
する当期純利益
1690.8



前年同期比

営業収益
+12.3%

営業利益
+10.6%

経常利益
+9.8%

親会社株主に帰属
する当期純利益
+10.5%


1株当たり純利益
358.37円

通期配当
65円

株価
2601.5円

配当利回り
2.5%

株主優待
割引券
(10,000円相当)

配当+株主
優待利回り
6.3%

配当性向
18.1%

PBR

PER

2027年3月期
第1四半期

状況
確定


売上高
6727.3

営業利益
207.8

経常利益
225.1

親会社株主に帰属
する当期純利益
194.1



前年同期比

営業収益
+22.6%

営業利益
-43.5%

経常利益
-37.3%

親会社株主に帰属
する当期純利益
-15.4%


1株当たり純利益
39.99円

通期配当
60円

株価
3221円

配当利回り
1.9%

株主優待
→

配当+株主
優待利回り
5.0%

配当性向

PBR
1.13

PER
14.78

2027年3月期
中間期累計

状況
確定


売上高
13987.3

営業利益
881.6

経常利益
856.9

親会社株主に帰属
する当期純利益
670.9



前年同期比

営業収益
+17.5%

営業利益
-9.7%

経常利益
-10.0%

親会社株主に帰属
する当期純利益
-11.8%


1株当たり純利益
145.91円

通期配当
60円

株価
2862.5円

配当利回り
2.1%

株主優待
→

配当+株主
優待利回り
5.6%

配当性向

PBR
1.00

PER
13.15

2027年3月期
第3四半期累計

状況


売上高

営業利益

経常利益

親会社株主に帰属
する当期純利益



前年同期比

営業収益

営業利益

経常利益

親会社株主に帰属
する当期純利益


1株当たり純利益

通期配当
60円

株価
円

配当利回り

株主優待
→

配当+株主
優待利回り

配当性向

PBR

PER

2027年3月期

状況
予想


売上高
28700.0

営業利益
1500.0

経常利益
1390.0

親会社株主に帰属
する当期純利益
990.0



前年同期比

営業収益
+13.0%

営業利益
-31.0%

経常利益
-36.7%

親会社株主に帰属
する当期純利益
-41.4%


1株当たり純利益
214.79円

通期配当
60円

株価
円

配当利回り

株主優待
→

配当+株主
優待利回り

配当性向
28.7%

PBR

PER

※配当+株主優待利回りは、100株で得られる長期保有優遇なしのもので計算。
株主優待は割引券で付与される。季節、路線により価格が変わるので、ここでは1万円とした。

決算詳細<

ANA 2027年3月期2Q決算

ANA 2027年3月期2Q決算 出典:ANA 以下同じ

2Q決算のハイライト。
売上高は過去最高。営業利益、純利益は前年同期比で減少したものの、中東情勢をの影響を最小にできたようだ。

増収の要因は以下のもの。

  • 航空事業が大幅増収(1兆821億円 → 1兆2,892億円、+19.2%)
    訪日需要・レジャー需要が好調
    国際線旅客収入:4,061億円 → 4,920億円(+859億円)
    国内線旅客収入:3,668億円 → 3,703億円(+35億円)
    NCA(貨物会社)連結効果
  • 航空関連事業:1,738億円 → 1,898億円(+160億円、+9.2%)
    国際エクスプレス貨物・機内食受託が増加
  • 商社事業:729億円 → 753億円(+24億円、+3.3%)
    免税店・空港物販が好調
  • その他事業:229億円 → 251億円(+22億円、+9.5%)

 
国際線旅客・貨物の回復と、NCA連結が売上増の主因だ。

減益の要因は以下のもの。

  • 燃油費の増加 → 原油高・燃油サーチャージ高騰の影響
  • 営業利益が減少(976億円 → 881億円、▲95億円) → 航空事業の費用増(燃油・人件費など)
  • 経常利益も減少(951億円 → 856億円、▲95億円)

 

売上は大幅増だが、燃油費増で利益は減少した。

ANA 2027年3月期2Q決算

ANA 2027年3月期2Q決算

ANA 2027年3月期2Q決算

ANA 2027年3月期2Q決算

セグメント別。
主力の航空事業は売り上げは増えたが利益が減った。原油高騰のためだろう。

ANA 2027年3月期2Q決算

ANA 2027年3月期2Q決算

営業利益の滝状グラフ。
前年同期比で減益になったが、国際線旅客、NCAの連結化による増益に対して、燃油高騰のための減益圧力が強かった。

ANA 2027年3月期2Q決算

ANA 2027年3月期2Q決算

営業利益の滝状グラフ。
計画値から大きく伸びたものは、国際線の旅客と昨年度に連結に入ったNCAのおかげだろう。

中計

ANA 2027年3月期2Q決算

ANA 2027年3月期2Q決算

低迷する国内線旅客の立て直しが懸案だ。
このためには赤字事業をやめるなど考える必要がある。

ANA 2027年3月期2Q決算

ANA 2027年3月期2Q決算

このため、AIRDOとソラシドエアを傘下に持つRPWを完全子会社にして、低収益のローカル路線を立て直す。

ANA 2027年3月期2Q決算

ANA 2027年3月期2Q決算

2030年に向けたロードマップ。JALとの協業、燃油サーチャージなどすでに発表されたことも構造改革の一つだ。

中計の状況は以下の通り。

  • 航空事業の強化
    国際線旅客が大幅増(旅客数 +8.7%)
    国内線は運賃体系刷新で収入改善
    Peachは旅客数 +9.4%、収入 +24.6%
  • 貨物事業の強化
    半導体関連の高単価貨物を積極的に取り込み
    NCA連結で貨物収入が大幅増(350億円 → 1,007億円)
  • BCP強化(運航管理施設を北海道に新設)
    災害対応力を強化し、公共交通機関としての安定性向上
  • グループ再編
    ANA Cargo・NCAなど貨物3社を2027年4月に統合→ 新ブランド「ANA Nippon Cargo」へ

旅客・貨物の両輪で成長、BCP強化、貨物事業統合が進捗。

通期予想

ANA 2027年3月期2Q決算

ANA 2027年3月期2Q決算

国際線と貨物が好調なことから、通期予想を上方修正している。上方修正した数字で進捗率は70%弱に至る。

通期の見込みは以下の通り。

  • 国際線旅客・貨物需要が堅調
  • NCA統合効果が通期で寄与
  • 燃油・為替の市況悪化で費用増
  • 営業利益は据え置きだが、売上・純利益は上方修正

 
売上は上方修正、利益は燃油費増で慎重な見通し。

ANA 2027年3月期2Q決算

ANA 2027年3月期2Q決算

原油価格は下げる予想だが、USの中間選挙の後に再攻撃という噂もある。どうなることやら。

なお、SFCの制度変更については今回触れられてなかったので、先日の発表で確定だろう。

株主優待

ANAの株主優待はこちらを参照。株主向け料金で国内線を購入できる利用券をいただける。

株式投資で参考になる本

広告の下に記事が続きます

広告の下に記事が続きます

PR

 
著者プロフィール
skyhighblue
本業はソフトウェアエンジニア。2005年頃に低い金利が嫌になり投資を開始。それ以来、ライブドアショック、リーマンショック、ウクライナショックを耐えて市場にまだとどまっている。日本の株主優待を中心に古くはBRICs投資、最近ではUSの個別銘柄にも投資。 他にはクレジットカードを用途別に使い分け、ポイ活も実施。常にお得な情報を探し、ふるさと納税も定期的に実施。
 
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です