【1Q決算】ヤマダHDが29%も利益減

 

家電だけでなく家具、住宅など様々な業界に販路を持つヤマダHD(9831)が2024年1Q度の決算を発表した。減益になっているが、年度内に持ち直す見込みという。

  

1Q決算発表

日経によれば、2023年度1Q(4〜6月)の連結決算は、純利益が前年同期比29%減の104億円になった。
それを見越してか株価は5月末を底に低迷している。

新型コロナウイルスが終息を迎えつつあり、巣ごもり需要が消えたため、テレビやパソコンなど販売が振るわなかった。テレビやパソコンの不振はヤマダだけではないので、他の家電量販店も同様だ。

• ビックカメラ
  23年度3Q累計(22年9月-23年5月)の連結経常利益は前年同期比27.5％減の123億円
• ケーズデンキ
  24年度1Q(4-6月)の連結経常利益は前年同期比56.1％減の36.5億円
• エディオン
  24年度1Q(4-6月)の連結経常利益は前年同期比36.3％減の18.9億円

まあ、そうだろう。

家電量販店にとっての神風

この夏は異常な暑さと巨大台風がやってきている。数年前のSF映画を見ているようだ。
ただそのおかげで、エアコンや冷蔵庫などの販売が伸びているようだ。暑い夏はエアコンの販売が伸びる。
パソコンの需要回復はまだ見込めないが、他の家電の需要は徐々に戻ってくるだろう。

ヤマダHDの株主優待

以前改悪されて旨味はなくなった。
100株の単位元所有で3月末に500円、9月末に1000円の商品券をいただける。
ただし利用時にルールがある。商品券を額面の倍以上、例えば500円の商品券を使いたかったら税込み1000円以上の買い物の際に使える。
600円の商品を買うときに商品券を使うことはできない。

保有株が500,1000株と多くなるといただける商品券が多くなる。詳細はヤマダHDのIRページを参照。

株主優待は、まとまった本があると気づきもあるので便利。例えばこういう本。