家電量販店のビックカメラ(3048)が2024年8月期の2Q決算を発表した。
コロナ明けの反動があったもののインバウンド客の回復で大きく利益を上げている。
ビックカメラが2024年8月期の2Q決算を発表した。詳細な資料は下記リンクを参照。
ここではかいつまんで見ていく。
よく見るグラフだ。要員を積み上げて左端の前期の営業利益がどうなって、今期の営業利益になったかを示す。
要因は事業会社に分かれているが、プラスの要因はビックカメラ単体とTDモバイルだ。TDモバイルは2023年10月に連結子会社にしたばかりで、11.7億円底上げした。
一方でコジマ(7513)、ソフマップなど子会社は赤字になっている。
興味深い表だ。
事業会社別に売っている品目で売上高を集計している。といっても、事業会社はビックカメラとコジマしか表示されていない。家電量販店という同じくくりでもどう違うかがわかる。
前期に比べてビックカメラグループで売れたものは情報通信機器(PCなど)、中古のPC、スマホ、医薬品・日用雑貨だ。一方でゲームは売れなくなった。
ビックカメラとコジマの売り上げ構成比をみると、コジマは家電が強く、ゲームや時計などその他商品は弱い。コジマは家電の店なので、そもそも中古PCなどや酒などは売っていない。そういう違いが見える。
また、通期の純利益は88億円と前期比で199%増になっている。つまり前期の約3倍だ。
インバウンド需要によりまだまだ業績は上がりそうだ。
1月の新NISA需要でつけた高値の後にいったん下げていたが、最近また上げてきている。
4月12日の終値は1,438円。1,500円に迫っていきそうだ。
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