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【小1の壁】東京都が小1の壁対策に校庭解放を全域拡大を検討中

   
【小1の壁】東京都が小1の壁対策に校庭解放を全域拡大を検討中
 

小1の壁。なんという嫌な言葉だろう。知らない人には見当もつかない壁が小学校1年への進級で見えてくる。
東京都は少子化対策に次々と手を打っているが、今回の対策は不十分と感じる。

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小1の壁

20世紀の頃に比べると共働きはずいぶん増えた。それは非正規雇用の増加もあるのかもしれないし、失われた30年の影響なのかもしれない。

共働きをする家庭では、そこにいる未就学の子供は保育園に預けることが一般的だ。
近場に親がいて預けることが可能なら保育園ではなく幼稚園でもいいのかもしれないが、東京に住む人ではなかなか頼れる人がいない状況だ。

保育園に子供を預けている間はいい。朝は7時から、夜は延長保育で19時位くらいまでは預かってもらえる。もちろん、子供のことを考えたら12時間も預けるのはどうなんだろうと思うが。

これが小学校に行く段階で、両親は困るのだ。
朝は保育園相当の施設がないので、学校の始業時間、8時過ぎから。夕方は学童保育があるが18時ころには終わる。

あれ、保育園より預けられる時間が短くなっているじゃないか。
それが小1の壁だ。
小1の壁があるから、会社を辞める、という人も多いと聞く。

小1の壁への対応

夜の方から話そう。これは現状はどうにもならない。学童の時間が終わったら、カギを持たせておいて子供が一人で帰るしかない。
一人でカギを使えない低学年の間はそれもできないので、親、あるいは祖父母の支援が必要だ。つまり子供は親が帰宅するまでは祖父母の家などで親の帰りを待つしかない。
祖父母が近くにいなければ、近くに頼れる人がいなければこの手は使えないので、父あるいは母のどちらかが早く帰宅するしかない。
これは交互に早く帰宅することで何とかできるかもしれない。

しかし朝はそうはいかない。
学童は朝はやっていない。学校は最近は早く登校することを禁止するところが多い。早くても8時過ぎに投稿してといわれる。
通勤時間が1時間を超える人が多い東京では、職種によるが8時まで家にいることは難しい。

東京都の対応

東京新聞が報じている。

東京都 小1の壁対策

東京都 小1の壁対策 出典:東京新聞

東京新聞によれば

 小学校低学年の児童の預け先がなく、保護者が退職や時短勤務を余儀なくされる「小1の壁」対策で、東京都が朝の居場所づくりを後押しする。25日の都議会代表質問で小池百合子知事は、八王子市などで実施している朝の校庭開放を念頭に「都内全体に広げていく必要がある」と述べた。

三鷹市では昨年11月、市立小全15校で午前7時半に校門を開け、児童が校庭などで過ごせるようにした。始業までの約45分間の見守りなどは業者に委託している。八王子市では、市内70校のうち8校で朝に校庭などを開放している。

朝の預かりを校庭解放で対応すると検討しているそうだ。
見守る人がいるというのでまあいい案なのだろうけど、校庭ってことは雨天や冬はどうするのだろう。
体育館に入れるとしても、公立の小学校は暖房なんか入っていない。

抜本的な対策は保育園を延長したような、新たな預け先をするネオ学童が必要なのではないか。それには制度も予算も必要だ。
でもこういうことを対策しない限り、少子化は止まらない。

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著者プロフィール
skyhighblue
本業はソフトウェアエンジニア。2005年頃に低い金利が嫌になり投資を開始。それ以来、ライブドアショック、リーマンショック、ウクライナショックを耐えて市場にまだとどまっている。日本の株主優待優待を中心に古くはBRICs投資、最近ではUSの個別銘柄にも投資。
他にはクレジットカードを用途別に使い分け、ポイ活も実施。常にお得な情報を探し、ふるさと納税も定期的に実施。
 
 

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