東京都で高校、都立大学の授業料が実質無償になると決定した。所得制限もないので今春以降の入試が変わりそうだ。
先日の記事では検討が始まったことを書いた。
先日小池都知事が正式に決めたと表明した。
NHKの報道を引用する。
東京都の小池知事は、来年度から高校と都立大学の授業料について、支援の所得制限を撤廃して実質無償化する方針を正式に決めたことを明らかにしました
高校と都立大学の授業料の支援を拡充しようと、いずれも所得制限を撤廃して実質無償化する方針を正式に決めたことを明らかにしました。
これまでの所得制限は、目安として、
▽高校については、世帯収入が910万円未満
▽都立大学については、世帯収入が478万円未満となっていました。
また、年間10万円補助される私立中学校の授業料についても、世帯収入が910万円未満を目安としていた所得制限を撤廃し、これらに必要な経費として、およそ555億円を新たに予算案に盛り込むということです。
日本の中で唯一地方交付税を受けていない金持ち自治体の東京だからできる、といえる。555億円もの予算を組めるのも、コロナ対策がなくなったこともあるだろう。
現状は明確になっていないが、昨年の報道では東京在住の学生が対象になっていた。
無償化の流れは東京と大阪しか聞かない。このニュースによって、住居と神奈川、千葉、埼玉ではなく東京に移す動きもあるかもしれない。
それにより、東京の高校は実質無償化により公立高校の倍率は下がって私立高校が人気が出るだろう。逆に都立大学の方は倍率が上がりそうだ。
無償化により偏差値の上下もありそう。今春の入試から動いていくだろうから、今春の受験生は先が読めず不安になりそうだ。
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