すでに報道されていることだが、NHKのネット配信の受信料が地上波と同じ1,100円に決まったようだ。
YouTube、ABEMAなど無料で見ることができるネット配信が多い中、受信料を取るとはどういうことなのだろうか。
NHKの在り方を考えてみた。
5月に成立した法律により、ネット配信がNHKの必須業務になったそうだ。NHKの配信業務は有料を前提としているようなので、地上波、BSと同じく、ネット配信も受信料を取ることにしたようだ。
今までは地上波を契約していれば、そのアカウント情報でネット配信を見ることができた。
これが、受信料を払わなければ視聴できなくなるということだ。
NHK ネット受信料 2410 出典:ITmedia
YouTubeやABEMAは有料の番組や広告なしコースもあるが、無料で見ることができる番組や動画がある。
お金を払いたくなければ無料の動画だけ見ていればいいし、どうしても見たい番組があればその番組にだけ料金を払えばよい。
一方でNHKのネット配信有料化はいただけない。おそらくすべての番組視聴が有料になるのだろう。となると災害時などにニュースを無料放送することがあるかもしれないが、平常時は契約しないとみることができない。
ニュースは日本人だけでなく訪日外国人に向けた情報も必要だ。最近起きている災害や交通機関の混乱時に外国人たちが情報がなくて右往左往していると聞く。
NHKの存在意義は何なのだろう。こういう時こと誰もが等しく見ることができる、それがNHKの存在意義ではないだろうか。
NHKは無料放送と有料放送に分けたらどうだろうか。
無料放送は最低限必要な、公共放送としてのニュースを税金で賄う。ここには受信料を生じない。一方でドラマ、スポーツなどは有料放送にする。
できれば地上波やBSも同様にすべきだろう。つまりNHK分割だ。
こうすることで、契約していないユーザはNHKをみないので受信料を払わない。だからチューナがないテレビというわけのわからない製品が不要になる。
災害時に必要なものは公共放送だ。税金投入で国営放送になってしまうので、その点のリスクを考える必要がある。その点は修正が必要だろうが、今の余蘊伊不要な人にまでテレビを持っていたら受信料を払え、という異常なシステムは廃止すべきだ。
なぜ20世紀においてこなかったのだろう。
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