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【2026年度2Q決算比較】IT3社の業績を比較 日立、富士通、NEC

   
【2026年度2Q決算比較】IT3社の業績を比較 日立、富士通、NEC
   

自分の投資方針の整理のために始めた決算情報のまとめ。これを使って、同業の比較をしていく。今回は大手IT企業3社の2Q決算の比較。

富士通のまとめはこちら。


NECのまとめはこちら。

決算のまとめはこちら。

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決算情報

まずは対象の3社の決算情報。IT企業は今回の3社だけでなく中小もあるのだが、比較が難しい。同程度の規模の3社で比較する。3社とも好調だが、NEC以外は前年同期比では減益だ。

日立(6501)は通期上方修正、増配だ。ただし期末配当は未定。

富士通(6702)は3社では減益が最も著しい。

NEC(6701)は唯一増益だ。通期上方修正しており、絶好調だ。

決算の比較

NECと富士通はハードウェア事業をやめて、ソフトウェア、ソリューションで業績を上げている。日立は総合電機メーカーとして原発、電車などのインフラ事業を今も手掛ける。
このため厳密にはこの3社の比較はできないのだが、それは先日の小売り企業の比較も同じだった。


NEC富士通日立

2027年3月期
2Q決算
2027年3月期
2Q決算
2027年3月期
2Q決算


売上高
17538.6 16263.6 56140.3

営業利益
1461.5 1076.0 6432.6

経常利益
1176.6 841.4 4453.0

親会社に帰属する
当期純利益
1164.4 825.8 4166.2


前年同期比

売上高
+11.7%+3.8%+17.3%

営業利益
+23.3%+2.1%+26.6%

経常利益
+59.8%-68.3%-9.8%

親会社に帰属する
当期純利益
+59.9%-68.5%-11.9%


1株当たり純利益
87.78円47.68円93.20円

通期配当
40円55円32円

株価
5292円4322円5620円

配当利回り
0.8%1.3%0.6%

配当性向
30.1%28.1%

PBR
3.20 3.70 3.85

PER
24.63 24.08 26.57

NEC

2027年3月期
2Q決算


売上高
17538.6

営業利益
1461.5

経常利益
1176.6

親会社に帰属する
当期純利益
1164.4


前年同期比

売上高
+11.7%

営業利益
+23.3%

経常利益
+59.8%

親会社に帰属する
当期純利益
+59.9%


1株当たり純利益
87.78円

通期配当
40円

株価
5292円

配当利回り
0.8%

配当性向

PBR
3.20

PER
24.63

富士通

2027年3月期
2Q決算


売上高
16263.6

営業利益
1076.0

経常利益
841.4

親会社に帰属する
当期純利益
825.8


前年同期比

売上高
+3.8%

営業利益
+2.1%

経常利益
-68.3%

親会社に帰属する
当期純利益
-68.5%


1株当たり純利益
47.68円

通期配当
55円

株価
4322円

配当利回り
1.3%

配当性向
30.1%

PBR
3.70

PER
24.08

日立

2027年3月期
2Q決算


売上高
56140.3

営業利益
6432.6

経常利益
4453.0

親会社に帰属する
当期純利益
4166.2


前年同期比

売上高
+17.3%

営業利益
+26.6%

経常利益
-9.8%

親会社に帰属する
当期純利益
-11.9%


1株当たり純利益
93.20円

通期配当
32円

株価
5620円

配当利回り
0.6%

配当性向
28.1%

PBR
3.85

PER
26.57

考察

2016年からの売上高、純利益を見比べる。2026年度は最新の予想を使っている。
簡単にまとめると以下のようになる。

  • NEC:安定成長(公共×DX)
  • 富士通:収益改善(構造改革×サービス集中)
  • 日立:変革成長(ポートフォリオ再編×インフラ拡大)

 

売上高

2016〜2026で全社売上高合計はおおむね増加傾向。
日立の伸長と NEC の拡大が全体を押し上げる一方、富士通はやや縮小している。

IT企業売上高比較 2027年3月期2Q決算

IT企業売上高比較 2027年3月期2Q決算


NECは、構造改革・事業再編とデジタル/インフラ需要の拡大が業績改善の主因と推定される。
富士通は、2016年→2026年で41,000億円台から 34,000億円台程度へ減少。
日立は、2016年→2026年で大幅増加。91,000億円台から 117,000億円台へ。

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純利益

純利益合計は右肩上がりで増加している。特に 2020 年以降の伸びが大きく、2025年〜2026年は高水準。

IT企業純利益比較 2027年3月期2Q決算

IT企業純利益比較 2027年3月期2Q決算


NECは、2019年以降が高水準で推移し、2025年〜2026年にかけてさらに増加している。中でも、近年は高収益案件が増加し、コスト最適化により純利益が増えている。
富士通は、2025年に大きく跳ね上がり、その後は高水準を維持している。2025年は事業売却益など一時要因を含む利益が急増した。
日立は、2019年に一度落ち込むが、その後は力強く成長し 2026 年に最高水準に至った。2019年は海外事業の減損などで大きく落ち込んだが、近年はLumada・社会インフラ・ITサービスの成長が著しい。

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著者プロフィール
skyhighblue
本業はソフトウェアエンジニア。2005年頃に低い金利が嫌になり投資を開始。それ以来、ライブドアショック、リーマンショック、ウクライナショックを耐えて市場にまだとどまっている。日本の株主優待を中心に古くはBRICs投資、最近ではUSの個別銘柄にも投資。 他にはクレジットカードを用途別に使い分け、ポイ活も実施。常にお得な情報を探し、ふるさと納税も定期的に実施。
 
 

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