SBI新生銀行が公的資金を7月末に完済する方針で進めているそうだ。親会社のSBI HD(8473)が傘下の住信BSBIネット銀行(7163)を売却するめどが付いたので、それを資金に完済するようだ。
前回の記事はこちら。
前回の記事の時点では2,300億円ほど残債が残っていた。SBI HDといっても、簡単には用意できない金額なのだろう。どうやって用意するのかと思っていたら、銀行を欲しいドコモが高値で住信SBIネット銀行を買ってくれるという。渡りに船だ。
SBI HDにとって、グループ内の銀行はすでに住信SBIネット銀行ではなくSBI新生銀行だ。
SBI HDとしては住信SBIネット銀行は近い将来に売却、SBI新生銀行を中核に第4のメガバンクを目指している。
この方針を推進するには資金が必要だ。その前にSBI新生銀行の公的資金が足かせになる。
SBI新生銀行 公的資金完済 2506 出典:NHK
SBI新生銀行は1998年に経営破綻した旧長銀・日本長期信用銀行が前身で、バブル崩壊後の巨額の不良債権処理のために投入された公的資金のうち、およそ2300億円が未返済で残っていました。
関係者によりますとこの未返済分の公的資金について、親会社のSBIホールディングスが来月末に国が保有する銀行の優先株を買い取る形で完済する方針を固めました。
7月末に公的資金を完済することになった。
SBIホールディングスは先月、保有する「住信SBIネット銀行」のすべての株式をNTTドコモに売却することなどを決めていて、完済に向けた資金の確保にめどがたったと判断したとみられます。
銀行は公的資金を完済すれば、年内の再上場を目指して準備を進める見通しです。
公的資金を完済したら年内に再上場するという。
今年の秋頃だろうか。再上場したら、SBI HDはまた巨額の資金を得るだろう。
そうしたら次の案件に行くのだろう。先がどこに行くのかはわからない。
一方でSBI HDの中で、銀行は1つとなるので、SBI証券とのつながりはさらに強くなるだろう。
すでに連携設定するとランクが最上位のダイヤモンドになる施策をしている。
この先、どんなサービスが出てくるかはわからないが、他の企業の先を行くサービスが出てくることを期待する。
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