新生銀行の頃から懸念材料であった、公的資金残額の返済をやっと開始することになった。
SBIHD(8473)傘下に入った時から公的資金の返済計画が大きな問題であったが、やっと普通の銀行としてやっていく道筋が立った。
SBIHDはかねてから宿題になっていた、SBI新生銀行の公的資金の返済を今年度中に一部返済すると発表した。
発表によれば、
当行は、政府の了解及び当行の全株主の賛同が得られることを条件に、公的資金の現時点での残額約3,300億円のうち1,000億円を、諸準備が整い次第速やかに、今年度中を目途として、返済する方針であります。1,000億円の返済の財源としては、現在の当行の業況や自己資本の状況に照らし十分に財務の健全性を維持する金額として当行自己資本から500億円を拠出し、またSBIホールディングスから500億円の出資を受け、合計1,000億円を返済することを想定しております。
残る2,300億円のへんさいは6がつをめどに方法について合意するとのこと。
SBIHD傘下に入る頃はいろいろもめていた。
買収の頃は、SBIHDの主張は企業価値が低いので再生する、というものだった。その最たるものが公的資金の返済だ。
金融危機の頃にかつての長銀はつぶれ、新生銀行になった。公的資金が注入された。その未返済の公的資金がずっと新生銀行にまとわりつき、思い切ったサービスができなかった。
SBIHDの傘下に入り、SBIO証券との連携を中心に様々なサーボスが展開され、おそらくユーザ数が増えているだろう。
特にSBI証券と連携設定するだけで、最上位のステータスにしてもらえるというのはうれしい。近日金利が上がると思うが、普通預金で0.3%だ。
28歳以下のユーザにも最上位のステータスを付与するというのもいい。
公的資金を返済し終われば、思い切ったサービスやキャンペーンが増えるかな。今後の動向を見ていきたい。
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