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【改悪予定】SBI証券のクレカ投信積み立てによるポイント付与が改悪予定 ほかの証券会社と再比較

   
【改悪予定】SBI証券のクレカ投信積み立てによるポイント付与が改悪予定 ほかの証券会社と再比較
       

新NISAと半導体バブルの年明けから3か月。クレジットカードによる積み立てが上限10万円に変更となって、各社のポイント付与が発表された。
SBI証券が11月買付から改悪になるようなので再度まとめてみる。

この証券会社の記事もチェック!
  

4社の比較

前回の記事はこちら。


前回はSBI証券のみポイント付与が未定だった。今回分かったので前回の記事を書き直す。SBI証券は11月以降に付与率を変更するそうだ。

SBI証券の変更発表

SBIからの発表は下の表のとおり。当面は多くのポイントをいただける。

SBI証券 クレカ投信積み立て ポイント付与率

SBI証券 クレカ投信積み立て ポイント付与率 出典:SBI証券 以下同じ

プラチナカードを持っていれば毎月最大で5,000 Vポイントをいただける。Vポイントは1ポイント=1円でコンビニなどで支払いに使えるので、大きいのだが。

11月積み立て分以降は絞ることが発表された。下の表のようにクレカの年間利用金額が条件に追加される。

SBI証券 クレカ投信積み立て ポイント付与率 2024年11月以降

SBI証券 クレカ投信積み立て ポイント付与率 2024年11月以降

プラチナカードを持っていて、かつ年間500万円以上(投信積み立て以外も含めて)の利用があれば、3%になる。今までは5%だったものが3%にダウン。
しかも500万円も利用するって、普通の会社員では難しい。プラチナカードを持つにふさわしい会社経営者や自営業であれば可能であろうが。
プラチナカードを持っている場合は、年間利用300万円未満でも1%の付与率だが、三井住友カード( NL )、いわゆる平カードの場合はこれまでは5%だったが最大でも0.5%、年間利用10万円未満ならポイント付与なしになる。

スタートダッシュにポイントをばらまき、一定の効果があったのだろうか。半年で終了ということなのだろう。これでは来年度のNISA口座をほかの証券会社に移す人が多数出てくるかもしれないな。

4社の比較

改めて、4社のポイントサービスを比較する。SBI証券以外は前回の記事のときから変更はない。

1 4月時点で最大付与されるケース


証券会社
SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券

対象のクレカ
三井住友プラチナ
プリファード
楽天プレミアム
カード
マネックスカードauPAYカード

付与されるポイント
Vポイント楽天ポイントマネックスポイントPontaポイント

ポイント付与率

5万円以下
5%1%1.10%1%

5~7万円以下
5%1%0.60%1%

7~10万円以下
5%1%0.20%1%

10万円約定の
場合の付与
ポイント
(円相当)
5,0001,0007301,000

証券会社
SBI証券

対象のクレカ
三井住友プラチナ
プリファード

付与されるポイント
Vポイント

ポイント付与率

5万円以下
5%

5~7万円以下
5%

7~10万円以下
5%

10万円約定の
場合の付与
ポイント
(円相当)
5,000

証券会社
楽天証券

対象のクレカ
楽天プレミアム
カード

付与されるポイント
楽天ポイント

ポイント付与率

5万円以下
1%

5~7万円以下
1%

7~10万円以下
1%

10万円約定の
場合の付与
ポイント
(円相当)
1,000

証券会社
マネックス証券

対象のクレカ
マネックスカード

付与されるポイント
マネックスポイント

ポイント付与率

5万円以下
1.10%

5~7万円以下
0.60%

7~10万円以下
0.20%

10万円約定の
場合の付与
ポイント
(円相当)
730

証券会社
auカブコム証券

対象のクレカ
auPAYカード

付与されるポイント
Pontaポイント

ポイント付与率

5万円以下
1%

5~7万円以下
1%

7~10万円以下
1%

10万円約定の
場合の付与
ポイント
(円相当)
1,000

2 4月時点で付与率が低いケース


証券会社
SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券

対象のクレカ
三井住友プラチナ
プリファード
楽天プレミアム
カード
マネックスカードauPAYカード

付与されるポイント
Vポイント楽天ポイントマネックスポイントPontaポイント

ポイント付与率

5万円以下
0.5%1%1.10%1%

5~7万円以下
0.5%1%0.60%1%

7~10万円以下
0.5%1%0.20%1%

10万円約定の
場合の付与
ポイント
(円相当)
5001,0007301,000

証券会社
SBI証券

対象のクレカ
三井住友プラチナ
プリファード

付与されるポイント
Vポイント

ポイント付与率

5万円以下
0.5%

5~7万円以下
0.5%

7~10万円以下
0.5%

10万円約定の
場合の付与
ポイント
(円相当)
500

証券会社
楽天証券

対象のクレカ
楽天プレミアム
カード

付与されるポイント
楽天ポイント

ポイント付与率

5万円以下
1%

5~7万円以下
1%

7~10万円以下
1%

10万円約定の
場合の付与
ポイント
(円相当)
1,000

証券会社
マネックス証券

対象のクレカ
マネックスカード

付与されるポイント
マネックスポイント

ポイント付与率

5万円以下
1.10%

5~7万円以下
0.60%

7~10万円以下
0.20%

10万円約定の
場合の付与
ポイント
(円相当)
730

証券会社
auカブコム証券

対象のクレカ
auPAYカード

付与されるポイント
Pontaポイント

ポイント付与率

5万円以下
1%

5~7万円以下
1%

7~10万円以下
1%

10万円約定の
場合の付与
ポイント
(円相当)
1,000

3 11月以降で最大付与されるケース


証券会社
SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券

対象のクレカ
三井住友プラチナ
プリファード
楽天プレミアム
カード
マネックスカードauPAYカード

付与されるポイント
Vポイント楽天ポイントマネックスポイントPontaポイント

ポイント付与率

5万円以下
3%1%1.10%1%

5~7万円以下
3%1%0.60%1%

7~10万円以下
3%1%0.20%1%

10万円約定の
場合の付与
ポイント
(円相当)
3,0001,0007301,000

証券会社
SBI証券

対象のクレカ
三井住友プラチナ
プリファード

付与されるポイント
Vポイント

ポイント付与率

5万円以下
3%

5~7万円以下
3%

7~10万円以下
3%

10万円約定の
場合の付与
ポイント
(円相当)
3,000

証券会社
楽天証券

対象のクレカ
楽天プレミアム
カード

付与されるポイント
楽天ポイント

ポイント付与率

5万円以下
1%

5~7万円以下
1%

7~10万円以下
1%

10万円約定の
場合の付与
ポイント
(円相当)
1,000

証券会社
マネックス証券

対象のクレカ
マネックスカード

付与されるポイント
マネックスポイント

ポイント付与率

5万円以下
1.10%

5~7万円以下
0.60%

7~10万円以下
0.20%

10万円約定の
場合の付与
ポイント
(円相当)
730

証券会社
auカブコム証券

対象のクレカ
auPAYカード

付与されるポイント
Pontaポイント

ポイント付与率

5万円以下
1%

5~7万円以下
1%

7~10万円以下
1%

10万円約定の
場合の付与
ポイント
(円相当)
1,000

まとめ

上述のように、サービス開始後に改悪する方法は手のひら返しであり、客を向いた経営をしていないといえる。
この施策がSBI証券によるものか三井住友カードによるものか、あるいは両社の共同のものなのかはわからないが、来年のNISA口座数に大きく影響があるだろう。

ポイント付与を目当てに年会費が高い三井住友プラチナプリファードカードを契約した人は、早速解約に走るのだろうな。
SBI証券は口座数で絶好調のはずなのに、なぜこんなことをするのか北尾会長に問いたい。

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著者プロフィール
skyhighblue
本業はソフトウェアエンジニア。2005年頃に低い金利が嫌になり投資を開始。それ以来、ライブドアショック、リーマンショック、ウクライナショックを耐えて市場にまだとどまっている。日本の株主優待を中心に古くはBRICs投資、最近ではUSの個別銘柄にも投資。 他にはクレジットカードを用途別に使い分け、ポイ活も実施。常にお得な情報を探し、ふるさと納税も定期的に実施。
 
 

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