新NISAと半導体バブルの年明けから3か月。クレジットカードによる積み立てが上限10万円に変更となって、各社のポイント付与が発表された。
SBI証券が11月買付から改悪になるようなので再度まとめてみる。
Contents
前回の記事はこちら。
SBIからの発表は下の表のとおり。当面は多くのポイントをいただける。
プラチナカードを持っていれば毎月最大で5,000 Vポイントをいただける。Vポイントは1ポイント=1円でコンビニなどで支払いに使えるので、大きいのだが。
11月積み立て分以降は絞ることが発表された。下の表のようにクレカの年間利用金額が条件に追加される。
プラチナカードを持っていて、かつ年間500万円以上(投信積み立て以外も含めて)の利用があれば、3%になる。今までは5%だったものが3%にダウン。
しかも500万円も利用するって、普通の会社員では難しい。プラチナカードを持つにふさわしい会社経営者や自営業であれば可能であろうが。
プラチナカードを持っている場合は、年間利用300万円未満でも1%の付与率だが、三井住友カード( NL )、いわゆる平カードの場合はこれまでは5%だったが最大でも0.5%、年間利用10万円未満ならポイント付与なしになる。
スタートダッシュにポイントをばらまき、一定の効果があったのだろうか。半年で終了ということなのだろう。これでは来年度のNISA口座をほかの証券会社に移す人が多数出てくるかもしれないな。
改めて、4社のポイントサービスを比較する。SBI証券以外は前回の記事のときから変更はない。
証券会社 | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | auカブコム証券 |
---|---|---|---|---|
対象のクレカ | 三井住友プラチナ プリファード | 楽天プレミアム カード | マネックスカード | auPAYカード |
付与されるポイント | Vポイント | 楽天ポイント | マネックスポイント | Pontaポイント |
ポイント付与率 | ||||
5万円以下 | 5% | 1% | 1.10% | 1% |
5~7万円以下 | 5% | 1% | 0.60% | 1% |
7~10万円以下 | 5% | 1% | 0.20% | 1% |
10万円約定の 場合の付与 ポイント (円相当) | 5,000 | 1,000 | 730 | 1,000 |
証券会社 | SBI証券 |
---|---|
対象のクレカ | 三井住友プラチナ プリファード |
付与されるポイント | Vポイント |
ポイント付与率 | |
5万円以下 | 5% |
5~7万円以下 | 5% |
7~10万円以下 | 5% |
10万円約定の 場合の付与 ポイント (円相当) | 5,000 |
証券会社 | 楽天証券 |
---|---|
対象のクレカ | 楽天プレミアム カード |
付与されるポイント | 楽天ポイント |
ポイント付与率 | |
5万円以下 | 1% |
5~7万円以下 | 1% |
7~10万円以下 | 1% |
10万円約定の 場合の付与 ポイント (円相当) | 1,000 |
証券会社 | マネックス証券 |
---|---|
対象のクレカ | マネックスカード |
付与されるポイント | マネックスポイント |
ポイント付与率 | |
5万円以下 | 1.10% |
5~7万円以下 | 0.60% |
7~10万円以下 | 0.20% |
10万円約定の 場合の付与 ポイント (円相当) | 730 |
証券会社 | auカブコム証券 |
---|---|
対象のクレカ | auPAYカード |
付与されるポイント | Pontaポイント |
ポイント付与率 | |
5万円以下 | 1% |
5~7万円以下 | 1% |
7~10万円以下 | 1% |
10万円約定の 場合の付与 ポイント (円相当) | 1,000 |
証券会社 | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | auカブコム証券 |
---|---|---|---|---|
対象のクレカ | 三井住友プラチナ プリファード | 楽天プレミアム カード | マネックスカード | auPAYカード |
付与されるポイント | Vポイント | 楽天ポイント | マネックスポイント | Pontaポイント |
ポイント付与率 | ||||
5万円以下 | 0.5% | 1% | 1.10% | 1% |
5~7万円以下 | 0.5% | 1% | 0.60% | 1% |
7~10万円以下 | 0.5% | 1% | 0.20% | 1% |
10万円約定の 場合の付与 ポイント (円相当) | 500 | 1,000 | 730 | 1,000 |
証券会社 | SBI証券 |
---|---|
対象のクレカ | 三井住友プラチナ プリファード |
付与されるポイント | Vポイント |
ポイント付与率 | |
5万円以下 | 0.5% |
5~7万円以下 | 0.5% |
7~10万円以下 | 0.5% |
10万円約定の 場合の付与 ポイント (円相当) | 500 |
証券会社 | 楽天証券 |
---|---|
対象のクレカ | 楽天プレミアム カード |
付与されるポイント | 楽天ポイント |
ポイント付与率 | |
5万円以下 | 1% |
5~7万円以下 | 1% |
7~10万円以下 | 1% |
10万円約定の 場合の付与 ポイント (円相当) | 1,000 |
証券会社 | マネックス証券 |
---|---|
対象のクレカ | マネックスカード |
付与されるポイント | マネックスポイント |
ポイント付与率 | |
5万円以下 | 1.10% |
5~7万円以下 | 0.60% |
7~10万円以下 | 0.20% |
10万円約定の 場合の付与 ポイント (円相当) | 730 |
証券会社 | auカブコム証券 |
---|---|
対象のクレカ | auPAYカード |
付与されるポイント | Pontaポイント |
ポイント付与率 | |
5万円以下 | 1% |
5~7万円以下 | 1% |
7~10万円以下 | 1% |
10万円約定の 場合の付与 ポイント (円相当) | 1,000 |
証券会社 | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | auカブコム証券 |
---|---|---|---|---|
対象のクレカ | 三井住友プラチナ プリファード | 楽天プレミアム カード | マネックスカード | auPAYカード |
付与されるポイント | Vポイント | 楽天ポイント | マネックスポイント | Pontaポイント |
ポイント付与率 | ||||
5万円以下 | 3% | 1% | 1.10% | 1% |
5~7万円以下 | 3% | 1% | 0.60% | 1% |
7~10万円以下 | 3% | 1% | 0.20% | 1% |
10万円約定の 場合の付与 ポイント (円相当) | 3,000 | 1,000 | 730 | 1,000 |
証券会社 | SBI証券 |
---|---|
対象のクレカ | 三井住友プラチナ プリファード |
付与されるポイント | Vポイント |
ポイント付与率 | |
5万円以下 | 3% |
5~7万円以下 | 3% |
7~10万円以下 | 3% |
10万円約定の 場合の付与 ポイント (円相当) | 3,000 |
証券会社 | 楽天証券 |
---|---|
対象のクレカ | 楽天プレミアム カード |
付与されるポイント | 楽天ポイント |
ポイント付与率 | |
5万円以下 | 1% |
5~7万円以下 | 1% |
7~10万円以下 | 1% |
10万円約定の 場合の付与 ポイント (円相当) | 1,000 |
証券会社 | マネックス証券 |
---|---|
対象のクレカ | マネックスカード |
付与されるポイント | マネックスポイント |
ポイント付与率 | |
5万円以下 | 1.10% |
5~7万円以下 | 0.60% |
7~10万円以下 | 0.20% |
10万円約定の 場合の付与 ポイント (円相当) | 730 |
証券会社 | auカブコム証券 |
---|---|
対象のクレカ | auPAYカード |
付与されるポイント | Pontaポイント |
ポイント付与率 | |
5万円以下 | 1% |
5~7万円以下 | 1% |
7~10万円以下 | 1% |
10万円約定の 場合の付与 ポイント (円相当) | 1,000 |
上述のように、サービス開始後に改悪する方法は手のひら返しであり、客を向いた経営をしていないといえる。
この施策がSBI証券によるものか三井住友カードによるものか、あるいは両社の共同のものなのかはわからないが、来年のNISA口座数に大きく影響があるだろう。
ポイント付与を目当てに年会費が高い三井住友プラチナプリファードカードを契約した人は、早速解約に走るのだろうな。
SBI証券は口座数で絶好調のはずなのに、なぜこんなことをするのか北尾会長に問いたい。
PR