1月から始まる新NISAに向けて、各証券会社のサービス、キャンペーンの競争が激しい。NISA口座を開いてもらえればそれなりの取引を見込める。
一方で選んでもらえなかった証券会社の今後はじり貧が予想される。
とうとう外国株式購入時の為替手数料まで0円になる競争が勃発した。
松井証券は12月1日、USドルと日本円の両替時の為替手数料について、無料とすると発表した。すでにプログラムで買い付け時の手数料を無料にしていたが、USドル売却時の手数料も無料にする。どちらも恒久的に無料となる。4日から適用されている。
ほかの証券会社はどうだろうか。
気づいていなかったが、松井証券の前にSBI証券が0円を発表していた。11月30日に告知し、12月1日から実施している。システムが改修できるまではキャッシュバックになるそうだ。
ちなみに手数料の一覧ではまだUSドルの為替手数料は25銭と書かれている。
SBI証券についてはこれ以前に住信SBIネット銀行と連携して手数料6千にする手があったのだが、調べようと思いつつまだできていなかった。
あっという間にSBI証券だけで0円になった。スピードが違うね。
楽天証券はどうだろうと調べたら、こちらも12月1日に緊急で0円にしたようだ。
ほかの2社はどうしているのかなと思ったが、松井証券に比較表が出ている。
SBI、楽天、松井証券は横並びで0円。マネックス、auカブコム証券は今のところ変える予定はなさそうだ。
マネックス証券はUSに子会社を置いて米国株を進めてきただけに、この競争に乗れないと打撃が大きいだろう。
auカブコム証券はあまり外国株を推進するつもりがないのかもしれない。
となると、SBI、楽天、松井証券は三つ巴で今後もサービス競争を繰り広げていきそうだ。新NISAの口座をこれから作るなら、コストが安いこの3社から選ぶことが吉であろう。
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