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【増資】楽天が公募増資を実施 希薄化により大幅下落

   
【増資】楽天が公募増資を実施 希薄化により大幅下落
 

楽天グループ(4755)が3,300億円の公募増資の実施を発表。

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楽天の発表

日経によれば、楽天グループが公募増資と三木谷CEOの資産管理会社などへの第3者割り当て増資で最大3,300億円を調達すると発表した。

楽天G 公募増資

楽天G 公募増資 出典:日経


増資の理由は言うまでもなく携帯電話事業の負担が重いため。主力のECは絶好調ではあるが、設備投資が兆円単位で必要な携帯電話事業は楽天の集金力をもってしても簡単ではない、ということだ。楽天グループは先の決算で最終赤字を発表している。

国内では1.5億株程度を公募増資で売り、残る8,000万株を三木谷CEOの資産管理会社、サイバーエージェント、東急が引き受けるそうだ。
国内では合計2.3億株、海外でも最大2.3億株の発行をする。増資による株は発行済み株式の34%に当たる。

希薄化、赤字決算により株価下落

増資による株主価値の希薄化と最終赤字のためか、楽天Gの株価は直近高値の750円近辺から600円まで下げた。

楽天G 株価 230517

楽天G 株価 230517 出典:SBI

数年前に楽天Gの株を購入したが、株価は下がる一方だ。
携帯事業の赤字についてはauとのローミングで止血をして、人口カバー率99.9%を達成するという。
今年が楽天の赤字の底であれば、来年からは反転攻勢になるだろう。

楽天のメリット

ECを中心にして金融、携帯電話、旅行など様々なサービスを楽天ポイントというエコシステムで結んでいる。
これは強力だ。自分も楽天ポイントから離れることができないくらい、生活に密着している。

楽天ポイントを効率的に得るには、サービスを使うことだ。例えば楽天カードを作り、楽天モバイルを使うだけでポイントが数倍になる。





いろいろ組み合わせると、10倍になる。ポイントは1%なので10倍ということは10%だ。
金融でも携帯電話でもどうせそのサービスを使うならまとめてしまうほうがポイントがたまる。実によく考えられたシステムだ。

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著者プロフィール
skyhighblue
本業はソフトウェアエンジニア。2005年頃に低い金利が嫌になり投資を開始。それ以来、ライブドアショック、リーマンショック、ウクライナショックを耐えて市場にまだとどまっている。日本の株主優待優待を中心に古くはBRICs投資、最近ではUSの個別銘柄にも投資。
他にはクレジットカードを用途別に使い分け、ポイ活も実施。常にお得な情報を探し、ふるさと納税も定期的に実施。
 
 

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