健康食品や化粧品でおなじみのファンケル(4921)に対して、大手飲料メーカーで健康関連事業を強化しているキリンHD(2503)がTOBを開始すると発表した。
買取価格は2,690円でその価格にサヤ寄せするようにストップ高になった。
ファンケルは通販が主力の無添加化粧品を展開するメーカーで、サプリや健康食品も扱っている。
キリンHDとは資本業務提携を結んでおり、製品の共同開発を進めてきている。
ファンケルの株価を見るとコロナ禍初年の2020年に4,000円を超える高値を付けた。おそらく通販で化粧品を変えるという点が評価されたのだろう。
しかしコロナ禍が終わり、人々が外に出るようになるとその優位性が崩れたのか、株価は下げている。
今年に入って2,000円を切る場面もあった。
大手飲料メーカのキリンHDではあるが、もともと協和発酵キリンなど飲料以外の事業も手掛けている。その一環でファンケルとも資本業務提携をしてきたのだろう。
オーストラリアの健康食品企業を昨年買収しており、これに続く事業拡大策の一環のようだ。
さらにこの分野の事業を進めるべく、TOBに動いた。
6月17日~7月29日まで、1株2,690円で総額2,200億円超で買い付ける。これによりファンケルは完全子会社となる。
TOBの開始を受けて、6月14日はストップ高になった。2284.5円になっており、上のチャートのように最後に突き抜けている。
この件は敵対的TOBではないようなので、円満に終わりそうだ。
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