お菓子や冷蔵品、アイスクリームを手掛ける食品メーカーの江崎グリコ(2206)が苦境に立っている。
基幹システムを更新したらシステム障害で停止。おかげで冷蔵品の出荷が全くできなくなり、その対策は6月までかかると発表していた。
このほど、一部商品は出荷再開の見込みが立ったようだ。
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現状のグリコの復旧状況は発表されていないのでわからないが、このほど一部商品の出荷再開が発表された。
発表によれば、以下の商品を6月25日以降に出荷再開するそうだ。
キリンからの生産委託で再開するもの
生産委託されているものは賠償請求があるだろうから、優先して復旧させただろう。
一方でグリコの製品にプッチンプリンがない。あれ?
売れている商品を優先復旧しないのは、おそらくできない理由があるのだろう。出荷が複雑で復旧に時間がかかっているのか、工場の問題か、あるいは別にあるのか。
すべては謎だが、グリコの商売にはかなり影響がある問題になっているのだろう。
前述のように状況は全く見えてないのだが、裏事情が意外なところから垣間見ることができる。
グリコが今更ながらにSAPできる社内SE探してるけど、社内システムを支える精鋭部隊です→年収500-850万じゃ今どきロクな人材来ないでしょ…
わざわざ子会社に送るんだし親会社の給与のキャップ外しなさいよ
そんなだからコケたあとまだ立ち上がれないのだわhttps://t.co/YfSimwuJ1b pic.twitter.com/YohgDn2DCs— とあるコンサルタント (@consultnt_a) June 11, 2024
SAPであることや勤務地からグリコの募集であることに間違いなさそうだ。
この投稿主が書いているように緊急事態に優秀な人材を集める必要があるのに、今時この年収では難しいのではないかと思う。
この辺りにもSAPに踊らされたIT音痴の経営者像が浮かぶ。
プリンはいつ復活するのだろうかな。
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