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オンキヨーが破産手続きを開始 なるべくしてなった破産

   
オンキヨーが破産手続きを開始 なるべくしてなった破産
 

オーディオメーカーの老舗、オンキヨーが破産手続きを開始した。

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オンキヨーの経緯

20世紀は様々なオーディオで皆が知っていたメーカーであるオンキヨー。
我が家にもいくつかAV機器があるが、中心となるAVアンプはオンキヨー製だ。

株投資を始めた初期からなじみのある銘柄をいくつか買っていた。オンキヨーもその1つだ。

オンキヨーは株価が上がらず低迷し、近年資金繰りの問題がでていた。
オーディオ製品が売れない。
ユーザはスマホなどで音楽を聴くようになった。映像コンテンツはAmazonのFire TVで済ませられる。
AVアンプはいらないというユーザ層がどんどん増えたからだ。

そしてオンキヨーはパイオニアのオーディオ部門を併合した。しかし売れない。

そして2021年3月。とうとう資金繰りが悪化し、2期連続の債務超過となって、上場廃止となった。
自分が買った株は文字通り紙くずになった。
悪い上場廃止で投資が紙くずになったのは数少ないが、人によってはJALなどもあったので経験している人もいるだろう。
2021年度はさらに事業を売却し、資産を売り飛ばし生き残りを模索したが、とうとう借金を返すめどがなくなった。
とうとう破産した。負債は31億円。

オンキヨー 破産広告

オンキヨー 破産広告 出典:オンキヨー

オンキヨーの事業の行方

実はオンキヨーは以前に3社に分割していた。オンキヨーホームエンタテイメント、オンキヨーサウンド、オンキヨーだ。担当する事業はそれぞれ、AV機器の製造販売、OEM事業、そしてライセンスなどを扱う。オンキヨーはMBOにより独立していたが、2月にオンキヨーサウンドが事業を停止してたが、今回の破産はオンキヨーホームエンタテイメントだ。
MBOしたオンキヨーだけが生き残っているようだ。

半導体不足とコロナによる需要の消失で事業が立ち行かなくなった。
パイオニアは破産しなかったが上場廃止、ほかにAVといえば思い浮かぶメーカは出てこない。
もう、AV機器のメーカははやらないのだろうな。

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著者プロフィール
skyhighblue
本業はソフトウェアエンジニア。2005年頃に低い金利が嫌になり投資を開始。それ以来、ライブドアショック、リーマンショック、ウクライナショックを耐えて市場にまだとどまっている。日本の株主優待優待を中心に古くはBRICs投資、最近ではUSの個別銘柄にも投資。
他にはクレジットカードを用途別に使い分け、ポイ活も実施。常にお得な情報を探し、ふるさと納税も定期的に実施。
 
 

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