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【マーケット展望】ブラックロックが日本をオーバーウェイトに

   
【マーケット展望】ブラックロックが日本をオーバーウェイトに

投資信託などを運用するUSのブラックロックが、マーケットの展望について書いている。その中で日本についてはオーバーウェイト、つまり買い推奨としている。

ブラックロックの市場展望

ブラックロックは世界中で投資を行っているので日本だけでなくUS国内、ヨーロッパ、中国などについても書いている。
今回は日本について書いてある、と聞いたので確認した。

ブラックロック Weekly Market commentary

ブラックロック Weekly Market commentary 出典:ブラックロック 以下同じ

記事の内容はまず日銀が発表したマイナス金利政策の終了だ。これにより穏やかなインフレが継続することを期待している。
資本主義の世界ではデフレは悪であり、急激なインフレはもっと悪だ。穏やかなインフレは持続的な成長をもたらすといわれている。
日銀が今後もうまくかじ取りを続けることができれば、穏やかなインフレによる成長を維持できると考え、ブラックロックは日本に対してオーバーウェイトとしている。

地域別のコメント

日本については上述のように、オーバーウェイトだ。穏やかなインフレ、利益の伸び、株主にやさしい改革がその理由とのことだ。
日銀の政策転換には肯定的な意見だ。

ブラックロック Weekly Market commentary

ブラックロック Weekly Market commentary

ではほかの地域はどうだろう。いくつか見てみる。

  • US AIを考慮すると、オーバーウェイト。収益の伸びと利用者の受ける利益の両方に期待ができる。AIを除いたコアな投資先については、中立。インフレ率の低下と今後のFRBの利下げにより、上昇する可能性がある。
  • ヨーロッパ ECBによる引き締めでアンダーウェイト。
  • UK 中立。成長未通りの弱さ、高いインフレ率が足を引っ張る。
  • エマージング 中立。株より債券を推奨。
  • 中国 経済の不安定、人口の高齢化、地政学リスクなど懸念点がある。

こうやってみるとオーバーウェイトなのはUSのAI関連と日本くらい。となるとお金が世界中から日本に集まり、株高が続くわけだ。

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著者プロフィール
skyhighblue
本業はソフトウェアエンジニア。2005年頃に低い金利が嫌になり投資を開始。それ以来、ライブドアショック、リーマンショック、ウクライナショックを耐えて市場にまだとどまっている。日本の株主優待優待を中心に古くはBRICs投資、最近ではUSの個別銘柄にも投資。
他にはクレジットカードを用途別に使い分け、ポイ活も実施。常にお得な情報を探し、ふるさと納税も定期的に実施。
 
 

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