証券取引等監視委員会は三菱UFJ銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、モルガン・スタンレーMUFG証券に行政処分するよう金融庁に勧告した。
ロイターによれば、証券取引等監視委員会はMUFJ系列の三菱UFJ銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、モルガン・スタンレーMUFG証券に対して、行政処分するよう金融庁に勧告した。
顧客情報を無断で共有し営業活動に使っていたそうだ。金融庁は、業務改善命令などの行政処分をするのだろう。
ロイターによれば、
金商法では、顧客が不利益を被らないようにするため、グループ内の銀行、証券会社の間で顧客の同意を得ずに情報を共有することを制限する「ファイアウオール(FW)規制」がある。
三菱UFJ銀行と三菱UFJモルガン・スタンレー証券の間では、少なくとも10回にわたり違法な非公開情報の授受が行われていた。同行の専務執行役員(当時)や同証券の副社長(当時)が関与している状況も確認された。社内での法人関係情報の管理体制の不備も見つかった。
1社で持つ情報は限度があるが、グループ企業で断片的な情報を集めると異なる対応をとれる場合がある。これがフェアではないとして、顧客の同意を得ずに情報共有することは禁止しているそうだ。金融に限らずほかの分野でもこの手の話は多い。
しかしMUFGでは10回にわたって情報共有をした、副社長案件があった、など違法であることを認識していないのではないかと疑ってしまう。
テレビドラマ、「花咲舞が黙っていない」をみた。毎週毎週。銀行音腐敗を扱う話題ばかりだ。現在の三菱UFJ銀行の頭取の名前は半沢。原作者が名字を拝借したようだが、ドラマの中で「銀行のウミを出す」と息巻いた半沢直樹同様に半沢頭取には頑張ってほしいものだ。
PR