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【auカブコム証券】MUFGが完全子会社化の噂 auじぶん銀行はKDDI完全子会社へ

   
【auカブコム証券】MUFGが完全子会社化の噂 auじぶん銀行はKDDI完全子会社へ
 

MUFG(8306)とKDDI(9443)の共同経営が終焉するのだろうか。
今までauカブコム証券とauじぶん銀行は両社が出資して経営してきた。新NISAや通信と金融の融合により、中途半端な共同運営よりも完全子会社が双方にとって得であると判断したようだ。

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auカブコム証券とauじぶん銀行の出自

両社ができたころはカブコム証券(当時はKabu.com)はMUFGの子会社、じぶん銀行はKDDIの子会社だったと思う。
銀行を運営するのにノウハウが必要だ。KDDIにはそのノウハウがないのでじぶん銀行の経営にMUFGの参加をお願いしたのだろう。

auカブコム証券の方はよく覚えていない。もとはMUFGの資本が入った独立系のネット証券だった気がするが、いつの頃かMUFG傘下になって、いつの間にかKDDIも資本参加していた。
このためどちらにもKDDIの携帯電話ブランドのauが入っている。おそらく集客のためにそうしたのだろう。

金融業界を取り巻く周辺の変化

そんな中で今年の頭から新NISAが始まった。トップを走るSBI証券や楽天証券はクレジットカードと連携して、ポイント還元で投信積み立てを呼び込んでいる。
SBI証券は三井住友FGと提携し、楽天証券は楽天グループ内のカード、銀行とポイント圏だ。
この強力なライバルに対して、マネックス証券はドコモ傘下に入り、dポイントとの連携で活路を探している。
一方の4大ネット証券の残るauカブコム証券はどうかというと、三菱UFJ銀行、MUFGカードとの連携は今一つだ。このためauカブコム証券でポイント還元を受けるため、MUFGカードを作る、というユーザはほぼいない。メリットが薄ければわざわざクレカを作りたいとは思わないだろう。
三井住友FGはSBI証券と組んでいる。みずほFHは出資を介して楽天と手を組んでいる。MUFGのみが有力なネット証券がない状況だ。
この辺りをテコ入れしないと、MUFGのみがネット証券を使うユーザを拾えないことになりそうだ。

一方でauじぶん銀行の方は、昨年からの通信キャリアによるポイ活への注力により、携帯電話とポイントが密接になっている。KDDIはPonta、ドコモはdポイント、ソフトバンクはPayPay、楽天モバイルはもちろん楽天ポイントだ。
これをさらに進めて、通信キャリアが銀行を持つ動きを見せている。すでにKDDI、ソフトバンクと楽天は持っている。ドコモは銀行を作る動きがある。
ソフトバンク、楽天は完全な子会社、あるいはコントロールできる関係にあり、共同でキャンペーンを始めることも可能だろう。
しかしKDDIのauじぶん銀行は過半はKDDIの出資とはいえMUFGの出資もあるので、意見が合わなければキャンペーンができない。
このため、KDDIはコントロールできるようにauじぶん銀行を買えたいのだろう。

両社に関する噂

まだMUFGは噂について自社の発表ではないと否定しているが、この手の噂はたいていが真実だ。
朝日新聞によれば、MUFGとKDDIはauカブコム証券、auじぶん銀行の共同経営をやめ、MUFGはauカブコム証券を、KDDIはauじぶん銀行を完全子会社にするようだ。

auカブコム証券 auじぶん銀行 MUFG KDDI 共同経営終了

auカブコム証券 auじぶん銀行 MUFG KDDI 共同経営終了 出典:朝日新聞

引用する。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)とKDDIは2024年度内に、共同で出資しているネット証券とネット銀行の資本構成を見直すと決めた。MUFGはネット証券を、KDDIはネット銀行を完全子会社化する。経営資源を集中させ、それぞれの注力分野を強化する。

この資本関係の変更により、MUFGは個人客にリーチするネット証券を再構築できる。MUFGの証券会社はネット証券とは言えない三菱UFJ・モルガンスタンレー証券と富裕層向けの証券会社があるが、どちらも新NISAで新たな顧客を獲得できるような雰囲気ではない。といって銀行の新NISA口座は手数料が高いと周知されている。
このためauカブコム証券を新NISAを使う顧客をターゲットとしたネット証券会社に作り替え、銀行、クレカとの相乗効果を狙うようだ。

一方のauじぶん銀行は、ソフトバンクのPayPay銀行、楽天の楽天銀行と対抗できる、通信と金融を融合した銀行に進めていくのだろう。特にスマホから容易に振り込める、ローンを借りられる、といった用途が考えられる。

まとめ

金融と通信の巨頭の共同経営はうまくいかなかったわけではないが、両社が思っていた成果が出なかったのかもしれない。
資本関係の変更でauカブコム証券、auじぶん銀行がどうなっていくのか。今後も注視が必要だ。

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著者プロフィール
skyhighblue
本業はソフトウェアエンジニア。2005年頃に低い金利が嫌になり投資を開始。それ以来、ライブドアショック、リーマンショック、ウクライナショックを耐えて市場にまだとどまっている。日本の株主優待を中心に古くはBRICs投資、最近ではUSの個別銘柄にも投資。 他にはクレジットカードを用途別に使い分け、ポイ活も実施。常にお得な情報を探し、ふるさと納税も定期的に実施。
 
 

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