[更新2]【銀行預金金利比較】主要ネットバンクの金利を比較　2024年12月

     

オリックス銀行が上げたので、再変更。SBI新生銀行の更新分も取り込み。

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住信SBIネット銀行が1年物0.8％を開始するため更新。

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自分が使う銀行を中心に銀行の普通預金、定期預金の金利を調べてみた。
ボーナスシーズンなのでボーナス向けの預金金利が出そろうのを待っていたが、なかなか出てこない銀行もあるので現時点で投稿する。

  

2024年12月の金利

11月の記事はこちら。

長く続いたゼロ金利政策により、普通預金の金利は0.001%だったが、10月にはとうとう0.41%の金利を付ける銀行が登場した。（ただし条件あり）
今月は条件付きながら2％の普通預金金利を提供する銀行も現れた。
条件に合えば金利の高い銀行を使うほうがいいだろう。預金金利では有利なネットバンクを中心に調べてみた。

以下の条件で調べている。

• 2024年12月7日時点の各行のWEBで確認できた金利
• 支店や口座、プランがあれば有利なものを選択
• ステータスで金利を変える銀行は最上位のステータスで比較

注意点

この表だけ見てその銀行に飛びついても、適切な支店、プラン、ステータスでなければこの通りではないことに注意。
例えば住信SBIネット銀行のステータス4になるには、スマホアプリを利用できるようにしたうえで以下のどれかを満たす必要がある。

• 外資預金＋仕組預金が月末合計500万円以上
• 外資預金＋仕組預金が月末合計300万円以上、かつ＋住宅ローンまたは資産形成ローンが月末残高あり
• プラチナデビットカード（Mastercard）契約（年会費11,000円）
• ミライノカード Travelers Gold（Mastercard）契約（年会費11,000円）
• ミライノカードPLATINUM（JCB）またはミライノカードGOLD（JCB）ご契約かつ引落口座としてプログラム対象支店を指定

敷居が低いのは年会費11,000円のカード作成だろうか。

比較対象

自分が使う銀行を中心に選んでいる。（五十音順）今回はPayPay銀行を追加した。

• あおぞら銀行
• イオン銀行
• auじぶん銀行
• SBI新生銀行
• オリックス銀行
• 住信SBIネット銀行
• スルガ銀行
• セブン銀行
• ソニー銀行
• 楽天銀行
• PayPay銀行

イオン銀行、SBI新生銀行、スルガ銀行を除くと有人店舗を持たない銀行だ。3行を含めた理由は

• イオン銀行：ネット銀行並みにステータスでの優遇がある
• SBI新生銀行：有人店舗はあるが、品ぞろえはネット銀行といえる
• スルガ銀行：かつてネット支店をたくさん持っており、今でも利用しているから。

また比較する商品は普通預金と定期預金のみ。仕組み預金は入れていない。
定期預金も条件があるので、金額と期間で以下の組み合わせにしている。

• 金額：10万円以上、50万円以上、100万円以上、300万円以上
• 期間：半年、1年、3年、5年

金利上昇の局面なので3年以上の預金はしないと思うが、念のため入れている。

金利比較

では比較しよう。11行もあるので2分割で記載している。なお、強調しているものはその条件で最も金利がいいもの。
赤文字は先月から更新された金利だ。今月はauじぶん銀行、スルガ銀行、ソニー銀行、楽天銀行の更新を反映し、PayPay銀行を追加した。

各行の口座、ステータスについて

あおぞら銀行

あおぞら銀行は今回は金利を変えていない。50万円～100万円の3年、5年の金利は1位だ。
一方で100万円以上の定期預金はオリックス銀行の金利上昇で2位になった。
BANK口座はVisaデビット一体型のキャッシュカードであり、Visaデビットのキャッシュバックが1%、かつ、ゆうちょ銀行ATMで入出金は何回でも無料。
他行あて振込は5回まで無料。

イオン銀行

イオン銀行は更新していない。10万円~50万円で5年の金利が1位だ。
近くのイオンと連携して、いろいろサービスがある。住宅ローンを契約するとイオンセレクトゴールドカードが発行され(審査による)、イオンでの買い物が毎日5%オフ。
また上級ステータスでは金利が優遇される。定期預金は差はないが、普通預金ではまだ健在だ。
近所にイオンがあり、住宅ローンと組み合わせることができれば心強い存在。

auじぶん銀行

ボーナス対応なのか1年物が0.8％になっている。0.8％といっても実質なので詳細は別記事を参照。

KDDIが提供するauと連携したマネ活プランで金利優遇がある。スマホをauで使っている人にはいい組み合わせ。
KDDIの完全子会社になりまずますauとの親和性が高くなる。

SBI新生銀行

普通預金金利はSBI銀行で口座振替契約をするだけでダイヤモンドステータスになり、0.3％になる。また若者向けに無条件でダイヤモンドステージが用意される。

１年もの定期預金を0.8％で提供中。

長銀破綻後にできた銀行だが、不況期には1%の金利を広告して広く知られた。近年はSBIにより買収されている。
最下位のステータスでも月5回まで提携ATM出勤手数料無料、他行振り込みは月1回無料と口座を持っておくメリットあり。

オリックス銀行

今回は変更なし。オリックス銀行は100万円以上の定期預金しかないが、100万円以上、3年5年なら比較対象のなかで1位になっている。
普通の銀行にあるようなATMの利用がないのでキャッシュカードが発行されないという特徴がある。
１年物を0.65%に上げてきている。

住信SBIネット銀行

今月は変更がない。
12月9日から1年物0.8%の定期預金金利を開始。要エントリー。

SBIグループが手掛けたネット銀行。ボーナス時期の定期金利はキャンペーンで上がるので預金はそれまでに待つ方がいい。
一方でスマホアプリをインストールして使うだけでステータスは2になり、ATM利用手数料無料、他行振り込みがそれぞれ月5回まで無料になる。
ただし12月からはATMのキャッシュカード利用はどのステータスでも有料になるので注意。スマホアプリを使うと何回でも無料になるそうだ。
何かと振り込む機会が多い人は押さえておきたい銀行。

スルガ銀行

ボーナス対応でスペシャルギフト付き定期の1年以上の金利が0.35％に上がった。10万～50万円の1年物では同率1位。

金利が低くなった頃にメガバンクから移る先として選んだ銀行の一つ。当時はネット支店を多く作り、いろいろなメリットを提供していた。
他行ATM利用料を無料にしてくれる先駆者であった。しかしシェアハウス問題で経営が傾き、今後の行く先は見えていない。
ANAマイラーなら必ず持ちたいANA支店は健在で、給与振り込み、カード支払いなどでマイルをいただける。
またマイル付きの定期預金もある。

セブン銀行

変更なし。

近所のセブンイレブンにATMがあり、入出金には困らない銀行。特別金利がいいわけではないし、他行振り込み無料回数があるわけでもないが、引き出しにくい口座を作っておけばお金がたまるかなと思って作った。でも金利が安いのでやっぱりたまっていない。

ソニー銀行

ボーナス対応で半年、1年物の金利が上がっている。半年物は1位だ。1年物は残念ながらauじぶん銀行の方が高いので2位。

ネット銀行では草分け的な存在のソニー銀行。電器メーカーのソニーが銀行を作ると当時は話題になった。（今ではJR東日本までも銀行を作っている）
ここは外貨の取り扱いが多く、口座開設当時は外貨預金を使っていた。何度かやっているうちに損をすることもあって今は全くやっていないが、外貨に対する勘のようなものを磨けたかなと思う。

楽天銀行

ボーナス対応で1年物の金利が0.35％になっている。

ネット銀行の創生期にあったイーバンク。振り込みがあると10円キャッシュバックされるようなプログラムもあって有名になった。その後楽天グループに買収されて、楽天銀行になった。楽天のサービスとの親和性があり、楽天カードの利用料引き落とし設定で普通金利は0.12％になる。楽天証券との連携などをすると、楽天市場のSPUでポイイント倍率が増える。
楽天市場でのポイント獲得に頑張りたい人は押さえておきたい銀行だろう。

PayPay銀行

今月から追加。追加した理由は条件を満たすと金利2％と、仕組み預金でもないのに高金利な普通預金を提供しているため。
詳細は別記事を参照。

定期預金の金利は他と比べて高くはない。

旧ジャパンネット銀行が名称を変えて、PayPayブランドに統一された。ソフトバンク系なのでスマホをソフトバンクで契約している場合はメリットがあるかもしれない。

年明けになるとそろそろ日銀が金利上昇を考え出すのかもしれない。株式市場はボックス圏内という感じなので、ここで悪材料があれば下げるだろうから、春以降に金利上昇があるのかも。