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【2Q決算】2025年3月期中間決算 コカ・コーラ、オリックス

   
【2Q決算】2025年3月期中間決算 コカ・コーラ、オリックス
 

決算が続く。今回は好調だった元株主優待銘柄のコカ・コーラ、オリックスを見ていく。

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コカ・コーラBJH(2579)

ご存じ清涼飲料水のメーカー。缶コーヒーなども手掛ける。株主優待は数年前に廃止された。それまではコーラ20本くらいもらえたんだがなぁ。

2024年12月期の連結3Q決算は好決算だ。


コカコーラ 2024年12月期3Q決算

コカコーラ 2024年12月期3Q決算 出典:コカコーラBJH以下同じ


コカコーラ 2024年12月期3Q決算

コカコーラ 2024年12月期3Q決算

売上収益   6,766億円 前年同期比+1.9%
四半期利益  100億円 前年同期比+159.4%

売上、原価は昨年と大差ないが事業利益が147億円と大きく増益している。
147億円の内訳は、下図の通り。

コカコーラ 2024年12月期3Q決算

コカコーラ 2024年12月期3Q決算

147億円の大半は昨年と比べて設備投資、減価償却が減ったことによるものに見えるが、価格改定によるものといえよう。
競合が少ない、選ばれる製品を作るメーカーは価格を上げても大きな減益がない。マクドナルドもそうだが、人気のブランドは長期保有に向いている。

2024年通期の見込みは、計画よりも高くしている。
売上収益 8,880億円 前年比+2.2% 計画比+0.6%
当期利益 74億円  前年比+295.6% 計画比+7.2%
利益が19億円も増えるようだ。

これを受けて、配当が+3円増額で、通期で53円になる。

コカコーラ 2024年12月期3Q決算

コカコーラ 2024年12月期3Q決算


塁審配当を目指して、2028年には74円を目指していくそうだ。高配当株となれば長期保有する投資家が増えるだろう。
また自己株を300億円あるいは2,000万株を上限に買い、償却する予定だ。株主還元策も積極だ。

好調な決算を受けて、350円上げている。11月8日の株価は2311.5円。

オリックス(8591)

リースや金融を手掛けるオリックス。コロナ禍の決算はひどかったが、持ち直している。なお、2024年3月期で株主優待は終了し、2025年3月期からは株主優待で還元される。

オリックス 2025年3月期2Q決算

オリックス 2025年3月期2Q決算 出典:オリックス 以下同じ


上期の決算は好調だ。
税前利益  2,570億円
当期純利益 1,829億円 前年同期比 +42.8%

上期としては過去最高益。

株主還元策は素晴らしい。当期純利益の39%を配当、自社株買いに500億円、残りを内部留保や新規投資に向ける方針として、中間配当は62.17円と大幅に増額している。
この増額には株主優待終了による振り分けもあるだろう。
昨年までは通期で50円前後の配当だったので、倍以上の配当になりそうだ。とすると、配当利回りは5%程度になるのだろう。
好調な決算を受けて、株価は100円ほどあげている。11月8日は3,493円。

どちらも株主優待を廃止して、配当に振り分ける方針に変えている。決算が好調であれば配当利回り5%程度を望める高配当株として長期保有の対象になる。

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著者プロフィール
skyhighblue
本業はソフトウェアエンジニア。2005年頃に低い金利が嫌になり投資を開始。それ以来、ライブドアショック、リーマンショック、ウクライナショックを耐えて市場にまだとどまっている。日本の株主優待を中心に古くはBRICs投資、最近ではUSの個別銘柄にも投資。 他にはクレジットカードを用途別に使い分け、ポイ活も実施。常にお得な情報を探し、ふるさと納税も定期的に実施。
 
 

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