日本最大級のECサイトを抱える楽天G(4755)が2023年度の決算を発表。27期増収増益で、連結売上高は2兆円を突破。
楽天Gが2023年度の決算を発表。要点をかいつまんで見ていく。
資料はこちら。
2023年は2.07兆円になった。10年前の2013年は500億円で40倍になっている。
Non-GAAP営業利益は大幅に改善した。36億円の赤字ではあるが2022年度は-726億円だったので劇的な改善だ。
金融に関する事業を楽天Gは持っている。楽天カード、楽天証券、楽天銀行だ。
これらについて、楽天カード、楽天証券の躍進がみられる。
楽天カードでは楽天プレミアムカードの改悪があったりしたが、楽天証券は手数料無償化を始めた。
SBI証券とともに競争しているが、数々のキャンペーンにより口座数、投信積み立て設定額、売買代金など伸びている。
先ほど書いたように、モバイル事業の改善が続く。収益は大幅な向上は見られないが、赤字だった営業収益の改善、Non-GAAP EBITDAの改善が目立つ。
MNOサービスの売り上げは好調。回線数は600万回線を超え、コストの削減は単月当たり-160億円と大きく下げている。
モバイルの戦略はフェーズ3に移行する。黒字化し、他の3キャリアと並んで国内4大キャリアを目指していく。
2024年末には800~1000万回線を目指すという。今は契約ユーザはSPUで+4倍になるので、楽天市場でポイントザクザクだ。
これを武器に獲得していくのだろう。
また、通ひ鍼品質はローミングの開始で改善している。今は4キャリアでは2位だ。
前回の株主優待についての記事はこちら。
今回の発表では以前の発表から変わった。
音声+データ通信用のSIMを12か月提供してくれるそうだ。月30GB使えるとなると、およそ36,000円の優待品といえる。利回りはかなり高い。
20204年度はまだ無理っぽいが2025年度には黒字に戻るのかもしれない。国産ECサイトは楽天市場にかかっている。頑張ってほしい。
PR