株価が低迷する楽天G(4755)が株主優待の内容を変更すると発表した。
楽天Gは楽天モバイルの巨額の負債にあえいでいる。これまでも楽天銀行を上場させ、楽天証券も上場を目指している。こうして得た上場益を負債返済に回しているようだ。
低迷する株価を上昇させる目的なのか、株主優待の内容を変えると発表された。
従来は楽天キャッシュとNBAを無料で見ることができるクーポンだったが、使い勝手はいまいちだ。
これに代えて、楽天モバイルのデータ専用eSIMの提供になる。
誰もが月30GBのデータ通信を提供してもらえるわけではない。下表のように持ち株数、保有期間に応じて、無料で利用できる期間が決まっている。
例えば100株を持つ保有5年未満の投資家には3か月間は無料で提供してもらえる。残る3か月は有料ってことかな?と思ったが解約されるようだ。
5,000株以上を5年以上の保有、あるいは10,000株以上の保有なら半年間ずっと無料になる。
データ専用ということもあって、音声通話は基本できない。ただし、メッセンジャーアプリのようなものなら可能だ。
注意点はデータ専用はSMSを使えないので、LINEのアカウント作成はできないと思われる。
楽天モバイルではRakuten Linkで音声は無料通話可能なのだが、データ専用では提供していない。この点でも通常の電話契約とは異なる。
またSIMがカードではなく、最近増えてきたeSIMだ。物理的なカードはなく、データのダウンロードで電話番号の設定ができる。
持っているスマホが対応していないと、せっかく権利を得ても使うことはできない。
他にも株主向けのため、一部提供されない機能、サービスがあるようだが現状は不明。
自分は楽天Gを100株持っているが5年未満だ。3か月使える権利をいただけそうだが、eSIM対応のスマホがないので、さてどうするかな。
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