USのFRBの金利下げは0.5%になり、日銀は利上げを見送った。これでしばらくの暴落は回避したのか、日経平均は3日連続で上げている。
FRBのパウエル議長は現地9月18日にFOMCにて0.5%の利下げを決めた。通常の利下げは0.25%なのでその倍という、大幅なものだった。
この決定により株高、円高が進み、一時は$1=139円台までになった。
ただパウエル議長はインフレが深刻ではない旨発言をしており、今回の利下げは予防的な意味であると伝わり、株高、円高は長く続かなかった。
日経によれば、
金利先物市場では、FOMC前の時点で25年末にかけてより積極的な利下げ実施が起きると見込んでいた。今後の利下げシナリオを巡る市場とFRBの認識のズレが浮かび、株や為替の変動が大きくなった。
「米経済は健全なペースで成長を続けるのに、最初に0.5%の大幅利下げを選択したのは分かりにくかった」。米調査会社CFRAのサム・ストーバル氏はこう話す。
年内は更に0.5%の利下げ、2025年は1%の利下げの可能性がある。
しかし今回のFRBの利下げは、ちょっとやりすぎたんじゃないの?という見方が大勢のようだ。
9月20日昼に日銀は金融政策、つまり政策金利を据え置くと決めた。
9人の政策委員の全会一致で決めた。植田総裁が20日午後3時半に会見し、決定内容を説明する。市場関係者も大半が現状維持を見込んでいた。
日銀は前回会合で短期金利(無担保コール翌日物金利)を0.25%に引き上げると決めた。8月に入って米国の景気減速の懸念が広がり、急速なドル安と株価の下落が起きた。
8月の大きな暴落を招いた発端は、日銀の政策金利の利上げだった。今回もそれが来ればまた大きな暴落になっただろう。
それによる株式市場の混乱を避けるためか今回は見送った。
利上げは永遠にしないのではないので、1年程度は見守るのだろうか。またその時は波乱の相場になりそうだ。
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