家電量販店のビックカメラ(3048)が2024年8月期の3Q決算を発表した。インバウンド客の回復で大きく利益を上げ続けており、通年の純利益を100億円に上方修正した。
前回の2Q決算の発表の記事はこちら。
ビックカメラが2024年8月期の3Q連結決算を発表した。通年の純利益を100億円に上方修正している。
3Q | 年間予想 | |
売上高 | 6,877億円 +12.3% | 9,160兆円 +12.3% |
当期利益 | 106億円 +128.6% | 100億円 +240.5% |
3Qの純利益は106億。前期は46億で129%も増加した。
増加要因はインバウンド需要だろう。
この夏は梅雨時から暑い。エアコン需要も期待できそうだ。
2024年8月期の配当は2Qが9円、期末が12円の予想だったが、好調な決算から配当を年間24円に増額すると発表されている。期末が15円になるのだろう。
インバウンド需要は続きそうだが、オーバーツーリズムの問題が各地で起こっている。外国人向けには価格をかえる二重価格制を検討している店舗や施設もある。
日本への旅行ブームは円安とともにやってきた。$1=160円という状況が変わったら急速にインバウンドブームは終了するかもしれない。
決算発表は市場が閉まった後にされたので、株価にはまだ反映されていない。直近でいったん調整していたが、再び上昇して1,700円をうかがいそうだ。
7月12日の終値は1,578円。
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