これは驚いた。
銀行にとって他行ATMの利用時は必ず手数料が発生する。これが0円になる場合はその銀行にとって重要な顧客の場合のみだ。
その前提が音を立てて崩れる。住信SBIネット銀行(7163)が新しい方法で利用する際にはATM手数料を何回でも0円にすると発表した。12月開始。
住信SBIネット銀行によれば、以下のようにATM手数料を大きく変える。
2024年12月1日(日)より、ATM手数料の改定をおこない、スマートプログラム※1対象支店をご利用いただいている個人のお客さまの「アプリでATM」ご利用時のATM手数料をいつでも、何度でも手数料ゼロとする「アプリでATM」手数料の完全無料化を実施する予定ですので、お知らせいたします。
アプリでATMという新しい手段により、セブン銀行、ローソン銀行のATMの手数料を何回使っても無料にするという。
これは銀行のステータスによらず、誰もが享受できる。
でも他行のATMを使うと手数料が発生するのではないの?従来の手数料無料はその発生する手数料を銀行が負担することで実現してきている。
だからステータスが上でないと回数が増えないし、ステータスが上というのはそれだけ銀行に対して何らかの利益をもたらしてくれる顧客ということだ。
それをだれでも何回でも無料としている。きっとアプリ利用で何らかの手数料軽減の手段ができたのだろう。
上の図からすると、ATMにQRコードが表示され、それをアプリで読み取って何らかの照合をするのだろう。
そこにはキャッシュカードは不要になる。キャッシュカードを持って行かなくても気軽に引き出せる反面。スマホを落としたら危険だ。
住信SBIネット銀行のアプリは生体認証を使っているのでおそらくその手で照合するのだろうが。
アプリでATMを使うと無料になる反面、12月からはキャッシュカードを使った預け入れ、引き出しには手数料が必ずかかるようになる。手数料優遇がなくなるようだ。
アプリでATMは今でも使える機能なのだな。初めて知った。
一方でキャッシュカードによる預け入れ、引き出しはセブン銀行、ローソン銀行、Enetが165円、郵貯銀行は330円、イオン銀行は110円かかる。
JR東日本の駅にあるView Altteは引き出しのみ110円だ。無料になる条件が全廃というのは思い切っている。
個人の口座で、スマートプログラム対象支店を使う人に限られる。他社の銀行業代行のものは含まれていない。
スマートプログラムは、住信SBIネット銀行のステータスをつけるものだ。獲得するポイントでランクが決まる。
詳細は下のボタンから。
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