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【不正データ】ダイハツ問題を考える

   
【不正データ】ダイハツ問題を考える

軽自動車を開発、販売するトヨタ傘下のダイハツの検査データが不正であることを発表した。ニュースからこの問題の奥にあるものが何かを考える。

不正検査データの露呈

トヨタ自動車(7203)傘下のダイハツは12月20日に検査についての不正があったことを公表し、新車の出荷停止をしている。
出荷解除がいつになるのかはわからないが、ダイハツ、ひいては親会社のトヨタの株価に影響があるだろう。発表翌日の21日の株価は120円余り下げて開始している。
12月22日の終値は2,516円。9月の年初来高値からは400円余り下げている。

発端は内部告発という。政治家同様にこういう悪いことは自浄作用は働かない企業が多い。
不正データの詳細はほかにも書かれているので詳細は書かないが、列挙すると、

  • 助手席の衝撃試験しか行っていないのに、運転席側の架空の試験結果を捏造
  • 衝撃で開くはずのエアバッグをタイマーで作動させる
  • 衝突試験に合格するためにあえて車内に切れ込みを入れる

抗菌作用がないのにあるといって販売する家電もあるのだが、それで命が奪われることは考えにくいので程度としてはまだいいだろう。ビッグモーターのように故障や損傷をでっちあげることも問題だが、それによって安全が損なわれたという報道はなかった。(もちろん刑事罰にすべきだが)

しかし車など乗っている人、道を歩く人の安全にかかわる機器に関しては、より厳密でなければならない。検査データが何のためにあって、その基準を満たさないものが公道を走ることは走る凶器になっていることを開発者は深く認識しなければいけない。
そういう基本的な考え、理念がダイハツという企業に欠けているように思えた。しかし実態は根が深い問題だった。

第3者委員会のヒアリング結果

第3社委員会の発表がされたことも相当遅いと思うが、その内容が驚愕だ。

ダイハツ 不正検査 2312

ダイハツ 不正検査 2312 出典:ライブドアニュース

現場の担当者に聞いた結果が悲惨だ。一言でいえば、管理職など上司は口だけで、責任は担当者にすべて負わせる、そういう企業風土のようだ。
抜粋する。

  • 「できない」をアピールすると、それを言った特定の人だけが、別途報告必要など別に工数がかかる
  • できないと声を上げるとなぜできないのか、できるようにするにはどうするのかと逆に仕事量が増える為に、声を上げないことや、諦め感がなどが出てきている
  • 日程を守れなかったときの叱責されることを避けたかったのでは?問題を起こした部署や担当者が会議で吊し上げられたり、必要以上の叱責を受けることがある
  • 「失敗してもいいからチャレンジしよ」でスタートしても、失敗したら怒られる(日程をどう考えてる?と責められる)

立てたスケジュールの遅れは許されない。百発百中を求められる。試しに作ったものはいつの間にか試しではなく本当の開発にすり替わり、納期をフォローされる。
そんな開発現場が予想される。

ニュースに書かれている言葉が印象的だ。

「全162ページある報告書からは、組織ぐるみの悪事や一部の悪質な社員の仕業ということではなく、追い詰められた現場が“禁じ手”を使わざるをえなかったほどに、企業全体としてのコンプライアンス意識が低く“ブラック”な職場環境だったという印象を受けました」(前出の記者)

ダイハツは軽自動車をつくる、身近な企業だ。親しみを持つ人も多いだろう。
そんな企業の実態は、ブラック企業であり、底なし沼に使った社員の努力で何とか製品が出ている。でもその品質は問題がある。

ダイハツは解体的な出直しをするしかないと思う。
社長はトヨタから送り込まれた人らしいが、トヨタらしからぬ出来事だ。トヨタの神通力も陰ってきたのかもしれない。

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