またか
この手の話はずいぶん前にあったのだが、まだこの手で株主を振り回し、損害を与える企業があるのか。レボリューション(8894)のこの数日の顛末を記録しておく。
不動産の中古再生・仲介を行って販売する。傘下には不動産クラウドファンディングをもち、2024年10月期は黒字に転換した。
2024年10月に株主優待の新設を発表した。昨年も今まで株主優待をしていなかった企業ややめた企業の復活があったが、以前のように東証一部上場のための株主数を増やすため、というわけでもないだろう。株式持ち合いがなくなったから安定株主として株主優待をする個人をあてにした、株主優待をしたのだろう。
レボリューションは、毎年2回、2,000株以上を持つ1年以上保有の株主に、年間12万円のQUOカードPayを贈るものだった。
このニュースを見て、急ぎレボリューションを買った株主もいたのだろう。株主は初回の4月末を楽しみにしていたはずだ。
あろうことか、1回も株主優待を実施することなく、突如廃止を発表した。一度も実施せずに廃止するというのは初耳だ。
どういう理由があってこのような事態になったのかは全く聞こえてこないが、株主を馬鹿にしているとしか思えない行為だ。
この発表により200円前後だった株価は連日ストップ安となり、半額強にまで落ちた。当然だろう。
最近ではこういう株主を馬鹿にする話は、スノーピークがあったかな。
会社は株主のものだ。株主を裏切る行為をする企業はすぐ市場から退場してもらいたい。東証もこういう手の企業を見つけたら即上場廃止にしてほしいものだ。
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