【株主優待2024】キリンと資生堂から株主優待制度変更の説明文書が来た

 

以前書いているがキリンHD(2503)と資生堂(4911)が株主優待制度を変える。そのお知らせが決算報告とともにやってきた。

  

キリンからのお知らせ

キリンの株主優待制度変更の記事はこちら。

簡単にまとめると、2024年12月末の株主からは以下のように変える。

保有1年未満

廃止。クロス取引で優待品だけ狙う投資家を排除する目的か。

保有1年以上3年未満

保有3年未満は現行制度からの改悪になる。

• 100株~999株　500円相当
• 1,000株以上　1,000円相当

保有3年以上

保有3年以上は優遇され、最大で今までの倍になる。また3,000株以上のランクが追加された。

• 100株~999株　2,000円相当
• 1,000株~2,999株　4,000円相当
• 3,000株以上　6,000円相当

変更により不利にならないよう、2024年1～9月末に100株以上購入した株主には、1年保有しているとみなして新制度の優待品が贈られる。しかしこれは今回限りだ。
また、12月末の時点で保有1年～3年未満の株主には移行措置として現行制度の優待品が贈られる。

改めて書面でお知らせが届いた。

フローチャートで自分がどうなるかわかるようになっている。自分は2,000円相当になる。

資生堂からのお知らせ

資生堂の株主優待制度変更の記事はこちら。

この記事では利益の大半が吹っ飛んだという話もあった。以後、資生堂の株価は沈んだままだ。
簡単にまとめると、従来の製品を送ってくる方式からポイント制に変わり、資生堂のECサイトで購入するようだ。
保有する株数に応じてポイント付与が変わる。

• 100~399株　1,500ポイント、または提示される商品、寄付
• 400~999株　5,000ポイント、または提示される商品、寄付
• 1,000~1,999株　10,000ポイント、または提示される商品、寄付
• 2,000株以上　12,000ポイント、または提示される商品、寄付

改めて書面でお知らせが届いた。

同封されているものは株主が割引で買える、資生堂パーラーのもの。おいしいが、割引率はいまいち。

どちらの会社も株主優待を株主の立場で考えてよいほうに変えていただいたようだ。
いきなり廃止してしまう会社もある中で、長期保有の優遇をつけるとか、商品を自由に選べるというのはうれしい。