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【株式分割】ソフトバンクが1:10に分割&株主優待を新設/ SBテクノロジーにTOB開始

   
【株式分割】ソフトバンクが1:10に分割&株主優待を新設/ SBテクノロジーにTOB開始
 

ソフトバンク(9434)が9月30日に1:10に株式を分割する。株価を下げて若年層でも買いやすくすることが目的だそうだ。、また株主優待を開始する。
合わせて、関連会社のSBテクノロジーに対してTOBを開始。

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株式分割、株主優待の開始

最初このニュースを聞いたとき、親会社のソフトバンクG(9984)の方かと思った。しかしそうではなく、通信キャリアの方のソフトバンクであった。

ソフトバンクが株式分割をし、合わせて株主優待を開始する。

ソフトバンク 9434 株式分割

ソフトバンク 9434 株式分割 出典:ソフトバンク

株式分割

9月30日に1株を10株に分割するそうだ。東証からの要請で、株価が1万円前後のものは名前を公表されたうえで実行を迫られていたが、ソフトバンクはそこまで株価は高くない。

ソフトバンク 9434 株価 240426

ソフトバンク 9434 株価 240426  出典:SBI証券

分割すると4月26日の終値では188円だ。1株2000円弱が若年層に買いにくいものとは思えないが。
そこにあるのはNTTへの対抗意識かもしれない。昨年に株式を1:25に分割したNTTの株価は4月26日の終値で168.2円。ソフトバンクと大差ない。
持っている事業ポートフォリオも大きく違いはないので(規模はあるかもしれないが)、NTTに対抗して株価を安くし、若年層を中心にNTT株を購入する流れをソフトバンク株購入に変えたいのだろうか。

ちなみにソフトバンク系ではPayPay証券があり、すでにPayPayポイントとの連携ができている。NTT系は業務提携したマネックス証券があるが、まだドコモ色は薄い。
ソフトバンクの方に一日の長がありそうだ。

株主優待の新設

あわせて株主優待を新設する。ちょっと前は東証の再編により、安定した個人株主の数が不要になったので、株主優待は減っていた。外国人の優待より配当にしろという圧力も強い。
しかし新NISA開始頃から徐々に初めて株主優待を開始する企業が増えている。オリックスもやめるのやめた、って言ってくれないかな。

ソフトバンクは配下のPayPayポイントを活用する。1年以上100株以上保有する株主に対してPayPayポイントを1,000ポイント付与する。
初回は2026年3月時点で行われるようなので、2年先かな。

ソフトバンク 9434 株主優待開始

ソフトバンク 9434 株主優待開始 出典:ソフトバンク 以下同じ

競合はどうか。
ドコモ属するNTTはdポイントを付与する。auを提供するKDDIは商品だったが、PONTAポイントに変わった。楽天は20204年度は楽天モバイルの回線を提供する。
楽天以外はポイントと共通だ。ここでも3社の横並びの競争が見える。

SBテクノロジーにTOB

もともと系列だったのだろうか。SBテクノロジーを完全子会社にするためTOBを開始した。
現状で過半数の株を持つが残りを約280億円で買い集めて、子会社にして上場廃止する。

ソフトバンク 9434 SBテクノロジーにTOB

ソフトバンク 9434 SBテクノロジーにTOB

買値は2,950円で、26日の終値は2,546円。これはストップ高のようなので、月曜にはTOB買取価格に近付くだろう。

SBテクノロジーは企業や自治体向けのセキュリティシステムに強みがある。ソフトバンクは携帯電話以外の事業領域拡大のため、手ごまを増やしているようだ。
ちょうどauを擁するKDDIはローソンのTOBを終えて、三菱商事との共同経営を買いすする。携帯電話各社の事業転換の時期のようだ。

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著者プロフィール
skyhighblue
本業はソフトウェアエンジニア。2005年頃に低い金利が嫌になり投資を開始。それ以来、ライブドアショック、リーマンショック、ウクライナショックを耐えて市場にまだとどまっている。日本の株主優待を中心に古くはBRICs投資、最近ではUSの個別銘柄にも投資。 他にはクレジットカードを用途別に使い分け、ポイ活も実施。常にお得な情報を探し、ふるさと納税も定期的に実施。
 
 

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