ソフトバンク(9434)が、AI向けの国産の大規模言語モデルを開発、販売、提供する新会社を設立した。
3月に準備会社として設立され、8月に社名をSB Intuitions株式会社に変えた。
日本語に特化した国産の大規模言語モデル(LLM:Large Language Models)の研究開発、および生成AIサービスの開発、販売、提供を目的とするそうだ。
短期的な目標は、発表にこのように書かれている。
2023年度中には、生成AIの開発などに活用できる、高いデータ処理能力を有する計算基盤を構築し、大学や研究機関、企業などを対象に早期にサービスを提供する予定です。
AIはこの1年弱で急速に普及してきている。Chat GPTに代表される自然言語を解釈して回答してくれるものや、生成AIの代表であるAI画像。そのうちAIビデオも用意に自宅で作ることができるようになるだろう。
その一方でAIには著作権など権利が難しく絡む。権利だけでなく
権利だけでなく外国への技術流出も心配だ。経済安全保障、という単語が出てくる頻度が上がってきている。その点も考慮して下記のように発表に書かれている。
なお、取り扱うデータは国内のデータセンターのみで管理し、安全性が高い環境で開発を行います。
いろいろなWEBサイトではAIチャットが提供され、簡単な問い合わせはAIが回答するようになった。
画像は最近ではAIが生成したものが使われて、トレーニングに使われたかもしれない画像の著作権を持つ人々が声を上げている。
Adobeは生成AIについてFireflyを提供し、商用利用可能としている。これは画期的だが、トレーニングデータをどうやって収集しているのだろうか。
今後10年くらいはAIの躍進が進むだろう。すでにIBMは今後5年でバックオフィスの仕事の3割をAIに置き換えていくだろうと予想している。
10年経ったら5割くらいはAIに置き換わっているかもしれない。
AIを取り込んで大きくなる会社と倒産していく会社の分岐点がまさに今なのだろう。
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