長年、年会費が安く比較的入会しやすいとされたセゾンカードのプラチナAMEXカードが6月からサービスをリニューアルする。併せて年会費が変わる。
さらに、ほぼ同じスペックのセゾンプラチナビジネスAMEXカードユーザは追加料金なしでセゾンプラチナAMEXカードも持つことができるようになる。これはうれしい。
年会費の改訂は8月から。
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10年位前はプラチナカードはあこがれの存在で年間〇百万円利用した〇歳以上というような条件が付いていた。
最近のプラチナカード例えばドコモのdカード PLATINUMはそういうことがなく、20代でも発行可能のようだ。
この10年で何が変わったかというと過払い金だろう。カード会社はキャッシングやリボ払いで多くの利益を上げていたが、規制によりできなくなった。
このため、年会費が大きな収入であり、神の請求書送付などコストを極力圧縮している。年会費を多く得るためにも年齢制限や年収制限は緩くなり、プラチナカードであっても発行されやすくなったっと思う。
最近はそういう事情と思うが10年前はそういうことがなかったので、条件を満たさない限り発行されなかった。年会費も高かった。このためプラチナカードにあこがれてもメリットが薄いと考えて申し込んだことはなかった。
唯一例外として、申し込みを真剣に考えたのが、セゾンプラチナビジネスAMEXだった。
これはビジネス用つまり自営業などの人向けなのだが、サラリーマンでも発行してくれていた。また年会費は22,000円と比較的安く、審査も思ったほど厳しくなかったと聞く。
しかしセゾンカードとANAマイルの相性の悪さやポイント付与のレートの低さで見送った経緯がある。
突然リニューアルのニュースが入った。大きな点は年会費の値上げと、セゾンプラチナビジネスAMEXには無料でセゾンプラチナAMEXが付与されるという点だろう。
順に見ていく。
セゾンプラチナアメックスカード サービスリニューアル 2506 出典:セゾンカード 以下同じ
セゾンプラチナアメックスカード サービスリニューアル 2506
以前からもあったと思うが、リニューアルでコンシェルジュサービスをデジタル化する。つまりスマホアプリでチャットで問い合わせ可能になる。
電話がつながらなくて用件を依頼できない、というケースが減るのかもしれない。
セゾンプラチナアメックスカード サービスリニューアル 2506
画面の破損などの5万円までの修理費用を自己負担額1万円で賄ってくれる。メーカーや購入方法など詳細は6月1日以降にわかる。
セゾンプラチナアメックスカード サービスリニューアル 2506
これは珍しいのではないだろうか。コンシェルジュではやってくれなさそうな、近隣トラブルの解決支援をしてくれる。騒音や迷惑行為が対象で、元警察官が対応するそうだ。
こちらも詳細は6月1日以降に判明する。
セゾンプラチナアメックスカード サービスリニューアル 2506
プラチナカードユーザーならゴルフをする人が多いだろう。プレイ中のけが、賠償責任、物品の損壊、ホールインワン費用などを補償する。
こちらも詳細は6月1日以降に判明する。
セゾンプラチナビジネスアメックスカード サービスリニューアル 2506
セゾンプラチナAMEXと同じ
セゾンプラチナビジネスアメックスカード サービスリニューアル 2506
サイバーインシデントや情報漏洩に起因して提訴された損害賠償請求について、 損害賠償金、訴訟費用を補償する。ビジネスならではのサービスだ。
こちらも詳細は6月1日以降に判明する。
セゾンプラチナAMEXと同じ
セゾンプラチナビジネスアメックスカード サービスリニューアル 2506
これが一番大きなメリットだ。
ビジネス用とプライベート用で利用するカードを分けたい場合があるが、今までは2回審査を受けないと発行されなかった。これがセゾンプラチナビジネスAMEXを発行されると自動的にプライベート用のセゾンプラチナAMEXを発行してもらえる。しかも追加費用は不要。大きな金額を扱う自営業ならうれしいサービスだ。
年会費が22,000円から33,000円に上がる代わりに各種サービスが追加される。特にセゾンプラチナビジネスAMEX保有者にはセゾンプラチナAMEXが無料発行される点が大きいだろう。
自営業者でカード明細から確定申告のために仕分けることに苦しんだ人ならメリットが大きいとわかると思う。
ただdカードPLATINUMのようにサービスそこそこ、年会費安めにすることが最近のトレンドであることに反する、年会費値上げだ。この点をどれだけの人が受け入れてくれるだろうか。
50%も値上がりするならdカード PLATINUMに変える、という人も少なからずいるだろう。追加されるサービスの対価として十分安いと思える内容であればよいのだが。
詳細はこちら。
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