セゾン投信の前会長の中野の新会社が設立され、大手運用会社が出資するそうだ。
以前書いたのは解任された時だ。6月だった。
その後何度か雑誌などのインタビューを受けて、中野氏が新会社を作るという話を聞いていた。
その新会社はなかのアセットマネジメントといい、年度内に運用を開始するそうだ。
その新会社が運用を開始するとしても資金がなければ始められない。スポンサーが必要だ。
中野氏は低コストな投信を長期間投資することでサラリーマンたち一般庶民の資産を増やすことを夢見て、セゾン投資を始めたという。
その夢がセゾン内部の騒動で敗れ、事実上の解任となりセゾン投信を出た。
中野氏は以前の記事にも書いていたが、夢に共鳴してくれる支持者は多い、ということだった。
その言葉の通り、多額の出資をする運用会社がいるとわかった。ブルームバーグの記事を引用する。
なんと生命保険大手の第一生命と、スパークスが3億円ずつ出資するという。
なんの後ろ盾もない、起業したばかりの男一人に、6億円の出資だ。それだけの価値があると両社は見ているのだろう。
このほかからも出資がある予定とのこと。また提供する商品の販売をしてもらうう予定でもないそうだ。純粋にこの会社はリターンをもたらしてくれる、と判断したのだろう。
中野氏の考えをそのまま実現するとしたら、セゾン投信が販売する投信とうり2つの投信になるだろう。でもそれでは意味がないと思う。
セゾン投信ができてから、より低コストな投信が出ている。色々な出資先を考えて、セゾン投信への意趣返しになるようなあっと驚く商品が出てくることを期待したい。
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