インテルの不調が相当深刻なようだ。とうとう、25年も組み込まれていたダウジョーンズインデックスから除外される。
代わりに半導体業界の盟主に就くのはNVidia。
インテルは先に発表された7~9月の決算で、過去最大の167億ドル(およそ2.5兆円)の巨額な赤字になった。半導体製造設備の減損、リストラ費用が原因。
詳細は日経で報道されている。
インテル以外の半導体企業の決算はまあまあだ。AMDも悪くないものの、決算発表後に株価が下がったところが不安定だといわれている。
そんな中で、インテルがダウジョーンズインデックス(別名、ダウ工業株30種平均)から除外されると発表があった、
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは1日遅くの発表文で、128年の歴史を持つダウ工業株平均の構成銘柄にエヌビディアが同業のインテルに代わり11月8日から採用されることを明らかにした。シャーウィン・ウィリアムズもダウに代わって採用されるという。
ダウジョーンズインデックスは構成銘柄数が少なく、いろんな業界の代表格の銘柄だけで構成される。半導体株はこれまでインテルのみだった。
そしてインテルの凋落によりNVidiaが代わりに入るようだ。
ダウジョーンズインデックスの銘柄変更といえば、今年2月にも報じていた。
この時はamazonが銘柄に入るというものだった。ほかにはアップル、アメックス、キャタピラー、シスコ、ディズニー、IBMなど30社あるのだが、金融はアメックスとVISAの2社が入っているのに半導体はインテルのみだった。その理由は不明だが、赤字のインテルは退場しNVidiaが入る。
入ることにより、ダウ平均に連動する投信、ETFの新規買付が発生する。そうなればNVidiaの株価は上昇する。
一方で指数に連動することがなくなったインテルは売られおそらく株価は下がる。
銘柄の入れ替えは11月8日から。インテルには買収の噂もあり、来年にかけて激動の日々がありそうだ。
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