楽天証券がIPOやPOで抽選をする際の手順が変わる。従来は資金拘束が購入申し込み期限時点だったが公開価格決定時に抽選を行うので、落選した投資家は資金拘束しなくなるそうだ。2025年10月25日から実施。
SBI証券をNISA口座にもしておりメインはこちらなのだが、NISA前はいろいろな証券会社に資金を分散していたので楽天証券にももちろん預けている資産がある。今でも毎月投信の積み立てを行っている。
特に今年初めにあった、フィデリティ証券のリテール部門撤退により楽天承継が受け継いだ関係で、資産は増えている。
フィデリティ証券は初めて投信積み立てをした証券会社なので想い出はあったのだが、今となっては使いにくい証券会社だったので統合できたのはちょうどよかったかもしれない。
そんな楽天証券も株の新規上場、売り出しの扱いをしている。IPOとPOだ。
自分は参加したことがないが、SBI証券ではなかなか当たらないので、NISA口座ごと当たりやすい証券会社に変えたほうがいいかなと思うこともある。
でもNISAの成長投資枠は上限があるわけなので、NISA外でやるしかないのかなと思ったりもする。
そんな風に思っている中で楽天証券がIPO、POのルールを変えると発表している。え、資産額が多い人に優遇するのかな?そういう変更なら無理だなと思いつつ見ていった。詳細を見ていこう。
2025年10月25日から以下のように変更するそうだ。
楽天証券 IPO,POルール変更 2510 出典:楽天証券 以下同じ
IPOを例に、今まではこういう流れだった。
これが以下のように変わる。
大きく変わるのは以下の点。10月28日に上場予定のBJC(440A)を例に書いてみよう。(BJCは現行ルールで行われると思われる。念のため)
現行 | 新ルール | |
入金期限 | 購入申し込み期限(10月24日)14時 | 公開価格決定日(10月20日)18時 |
落選時の資金拘束期間 | 購入申し込み期限(10月24日) | 公開価格決定日(10月20日)~ 購入申し込み期限(10月24日) |
抽選の実施 | 購入申し込み期限(10月24日) | 公開価格決定日(10月20日) |
補欠当選 | なし | あり |
※新ルールの落選時の資金拘束期間は、補欠当選した場合の落選までの期間としている。
このように、落選でも資金拘束期間が数日あることがポイントだろう。資金効率を上げたい人にはうれしくない変更だ。
見ていたら、SBI証券の方法に寄せたのかなと思えている。よく見るとちょっと違うようだ。同じようにBJCの例で比較してみる。
楽天証券 | SBI証券 | |
申込、入金期限 | 公開価格決定日(10月20日)18時 | ブックビルディング期間(10月17日)11時 |
抽選の実施 | 公開価格決定日(10月20日) | 抽選結果(10月20日) |
購入意思表示期間 | 10月24日14時 | 10月23日12時 |
落選時の資金拘束期間 | 公開価格決定日(10月20日)~ 購入申し込み期限(10月24日) |
ブックビルディング期間(10月17日)11時~ 補欠購入申し込み期限(10月24日?) |
こうして並べると、SBI証券の方が早く入金させて早く抽選結果を出しているようだ。両社の比較では資金効率の点では楽天証券の方が若干いいといえる。
ただし、以下の点も考慮が昼用だ。
確実に当てたいIPOがある場合は、SBI証券で地道にIPOチャレンジポイントを貯めて置いてここぞというときに使うといいだろうし、人気が高いしIPOチャレンジポイントが十分でない場合は楽天証券の方が可能性がありそうだ。
もう10月になる。NISAの成長投資枠の残りはあまりないので、楽天証券で特定口座でIPOにチャレンジするかなぁ。
楽天証券では2026年2月27日までNISAデビュー&のりかえキャンペーンを行っている。
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