東証が検討している案が公表されている。3つある市場のうち最下層に位置するグロース市場についていつまでも成長がみられない。
このため東証は上場基準をかえて、成長しそうにない企業は上場廃止とする方針んで考えているようだ。
企業の新陳代謝により、新たな企業の登場と上場企業の成長を促すようだ。
東証はプライム、スタンダード、グロース市場に再編後も常に改革を検討しているようだ。
プライムは外国の投資を呼び込めるような企業に絞り込み、スタンダードはプライム予備軍として成長が見込める企業をそだてる。
グロースはできたばかりの上場企業を受け入れ、ここで成長を促していくのだろう。
しかしながらグロース市場は他の市場と比べて指数の伸びが良くない。
市場ができて3年になるが、プライム市場は開始時からおおよそ1.4倍なのに対し、グロース市場は0.8倍、つまり下げている。
東証 プライム市場指数 250404 出典:SBI証券
東証 グロース市場指数 250404 出典:SBI証券
開始時から下げたままで、開始時の1,000を超えたのは2022年末と2023年夏だけだ。
東証の検討部会の資料「グロース市場における今後の対応(第21回資料案抜粋・4月2日時点)」に書かれている。
東証 グロース市場改革 2504
東証 グロース市場改革 2504
現状は上場10年後に時価総額40億円以上を上場維持基準としているが、、規模の早期拡大をして投資対象にすること、また上場廃止により他社との合併や連携を促すため、上場維持基準を5年後時価総額100億円に変更することを検討中だ。
このルールは2030年に上場5年を経過している企業に適用される。つまり今年以前に上場した企業は2030年に適用されるということだ。
日経に便利なページがある。
みる時点の時価総額になるのでここで書いたものは4月4日時点なのだが、時価総額100億円未満というと173位になる。
1位は西友を買収したトライアル。フリー、GENDA、カバー、タイミーが続く。
え、あの会社がグロースなの?と思うこともあるが、有名で成長している会社、つまりランキング上位の会社はどんどん上位の市場に鞍替えしていく。
3月末で615社がひしめくグロース市場の中で、わずか28%の企業が2030年の上場維持基準を満たすということだ。
2030年の上場維持基準を満たさない72%の企業はどうすべきか。
シンプルに、時価総額を増やすしかない。
株主数を増やすなら、好条件の株主優待を設置することで容易に達成できるのだが、時価総額はなかなか手ごわい。
株を発行すれば株価は下がるので、株価を上げる方法が必要だ。下のリストで上から下に向けて難しくなる。
他者と合併して規模を大きくすることで、株価が結果的に上がることもある。まあ、いろいろ悩んで考えていくのだろうけど、72%のすべての企業が残るとは思えない。半分、いや1/3残ればいいところかな。
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