
コーヒーチェーンを展開するUSのスターバックスが、日本事業を売却を含めて検討しているそうだ。背景にはUS事業の不振がある。
企業のいろいろな発表についてのまとめはこちら。
スターバックスといえば、ちょっと高いけど幸せな気分に浸れるコーヒーチェーン店だ。以前USに出張したときは朝食に寄ったことがあるが、多くの人でにぎわっていた。
電車でコーヒーを運ぶことは難しいけど、車なら難しくない。そのままコーヒーカップを持って出社というドラマに出てくるスタイルをやっていたものだ。
そんなスターバックスがUS事業が不振で、立て直しのための資金調達方法として日本事業を売却含め検討しているそうだ。


スターバックス 日本事業売却?2606 出典:ロイター
米コーヒーチェーン大手スターバックス(スタバ)(SBUX.O), opens new tabが日本事業に関する選択肢を検討している。ブルームバーグが9日、関係筋の話として報じた。選択肢には株式売却が含まれ、4000億(25億ドル)─5000億円規模に達する可能性があるという。
直近のSTARBUCKS(SBUX)の株価は$100強。低迷が続いている。
企業が再建資金を必要としたときに優良事業であってもあえて売却することがある。その事業よりも優先すべき事業があるのだろう。
2000年代に日立(6501)が持っていたHDD事業をWDに売却した。日立は確かIBMからHDD事業を買っていたと思うが本業とシナジーがないから売却したのだろうか。あるいは当時からIT会社への変身のためハードウェア事業を整理していたのかもしれない。
2010年代の東芝(非上場)が超優良であるNAND事業を売却したのは、東芝自身が抱える大きな負債のためだった。US原発会社のWHの大幅な評価損を整理するためにNAND事業を手放すしかなかった。その後NAND事業はキオクシアと名を変えて、今ではIPO時の株価の30倍だ。
最近では7&i HD(3382)がUS事業の上場を計画している。延期になっているが、US事業が優良事業というには先期の決算はいうほどではない。そうではあっても国内のセブンイレブンの商品力低下によるテコ入れが必要であり、さらにアクティビストに対する配当支払い圧力に対応する原資が必要なのだろう。7&i HDの経営はまだまだ難しい状況だ。
売ってしまってよかったと思う案件、売って公開する案件といろいろあるが、世間は高くから再び本業集中に向いているようだ。
今後も本業、あるいは本国の事業に集中するための提携、売却が増えそうだ。
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