S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスはダウ工業株30種平均の銘柄を入れ替えると発表した。とうとう通販大手のamazonが入る。
一般的に言う、NYダウがこれに当たる。USの市場の平均を表す指標にはS&Pが定めるものがいくつかあり、ハイテク企業はNASDAQの方で定義される。
NYダウはわずか30の企業でUS全体の状況を表そうとしたインデックスだ。
30社しかないので正確にUSの市場を表しているか怪しいところもあるが、サンプリングして指数にする以上は限界がある。
ちなみに現在のNYダウ30社は以下の通りだ。
若干ITに偏っているようにも思えるが、USの現在の富はITに偏っているので誤っているとは思わない。
日経平均でも上場廃止などの理由で入れ替えることがあるが、ダウでもある。未来永劫同じ勢いで業績を上げている企業などないので、その時々の代表企業で構成される。
日経によれば、26日にウォルグリーン・ブーツ・アライアンスが抜けて、代わりにamazonが入るそうだ。
amazonはご存じのようにEC大手であるが、その一方でクラウド事業も大きく成長した。GAFAMなどの略でも入っているように、IT企業として扱われることが多い。
このため、半分小売、半分ITというところだろうか。
今後NYダウの数値はIT寄りにぶれていくと思う。まずは2000年のITバブル崩壊の再来があるかだな。
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