
自動車産業の一角に位置する、NSK、日本精工(6471)とNTN(6472)の同業2社が2027年10月に経営統合すると発表した。背景には何があるか。
企業のいろいろな発表についてのまとめはこちら。
NSKは最大手、NTNはベアリング3社のうちの1社と上位企業の経営統合が決まった。ベアリングという自動車や工作機械に使われる軸受けの部品は、他の部品同様に日本製品の品質の優位さがあった。今も品質は高い。
しかし2社が経営統合するというのは何があったのだろう。
まずはNSKの発表から。
両社は、軸受や精密機器等の分野において世界的に事業を展開する日本発の企業として、統合により両社の力を結集して強靭で持続可能な事業基盤を構築し、事業の成長と価値創造を通じて産業及び環境・社会に貢献すると同時に、将来にわたり国際競争力を維持・強化することを目的として、対等の精神に基づいた本経営統合の実現に向け、協議・検討を進めてまいります。両社は、本経営統合により、①単なる規模の拡大ではなく、両機械に裏打ちされた長期的かつ利益ある成長を実現すること、②日本発の技術・品質・経営を実に継承し、世界における日本の産業基盤の地位を確保すること、及び③「持続可能な社会」の実現に寄与することを目指してまいります。
トップ企業同士の経営統合が単なる規模拡大ではなく、長期的な成長を目指しているという。
日経が記事を書いているが、この経営統合の背景は
にあるという。日本は人口減少というトレンドにあるので今後国内の自動車の需要は減っていく。さらに自動車は数年シフトが遅れているとはいえ、いずれはEVにいく。
日本勢はEVについては出遅れている。今の中心は中国企業だ。中国にもベアリング企業はあるわけで、中国の自動車メーカにい食い込んでいくのは簡単ではないだろう。
そういう危機感から2社が経営統合に向かった、ということかな。
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