
半導体製造のローム(6963)がトヨタ系列のデンソー(6902)からTOBを受けていたが、その後ロームは東芝、三菱電機の3社連合で経営統合を目指し始めた。
長らく協議は続いたようだが、デンソー側が撤退に向かうようだ。
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デンソーの発表後にロームは東芝、三菱電機とパワー半導体事業を経営統合し、世界で戦える規模に拡大を目指している。
ロームがデンソーに買収されたら、経営の自由度は下がり、もしかしたらトヨタ流の経営に反発して従業員の大量離職になるかもしれない。一方で3社の経営統合であればロームは主導的立場で他の2社の事業を吸収でき、自社が大きくなることができそうだ、
そういう思いもあったのだろう、デンソーとロームの協議が進むはずもなく、デンソーがTOBから撤退するようだ。


デンソー ロームTOBから撤退? 2604 出典:日経
デンソーが半導体大手ロームへの買収提案を撤回することがわかった。自動車の電動化が進む中、半導体事業の拡大を見込んでいたが、ローム側の賛同を得られなかった。パワー半導体の再編はロームと東芝、三菱電機の連合を軸に進みそうだ。
そもそもデンソーがロームを買いたい理由は何だったか?単にEVの部品提供を有利にしたいということではないだろうか。
そうであれば、2025年5月の提携で十分だろう、
一方でロームは社運をかけて、事業を大きくして世界に打って出たいはずだ。今の規模では日本と周辺だけの需要しか満たせない。生産規模を大きくして欧米、中国に対抗するようにしたいのだろう。
最終的にはロームの株主総会で決まるだろうから、5,6月に何らかの発表がありそうだ。
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