2024年3月期の決算が出てきた。好調、不調な企業のご紹介。SBI HD,オリックス、KOKUSAI ELECTRICの発表を見ていく。
5月10日に決算を発表。営業収益は1兆2,105億円で前年比+26.5%。
当期利益は872億円で前年比+146.1%。
年間配当は160円。
昨年秋に個人向けに手数料を無料化して減益要因があったが、信用取引の増加や新NISAによるユーザ増で最終的には大幅な増益になった。
SBIは無償化を始める前にかなりの自信があると社長インタビューなどで答えていたが、それの裏付けがきっちりしていたということなのだろう。さすがだ。
好調な決算を見て、大きく上げている。
5月8日に決算を発表。単体では減収減益。
売上高は4,548億円で前年比-29.7%。
当期利益は1,467億円で前年比-43.7%。
年間配当は98.6円。減収減益ながら配当を増やしているのは株主優待廃止を見込んでいるからかな。
連結になると様子が異なる。グループ会社が頑張ったということだろうか。
営業収益は2兆8,144億円で前年比+5.7%。
当期利益は3,461億円で前年比+19.2%。
合わせて自社株買いを発表。4,000万株を買い集めるという。
連結の好決算と自社株買いに好感したのか、250円以上の上げから始まり、その後下げた。決算発表前からは150円高いままだ。
昨年IPOで上場した旧日立国際電気の初の決算。
5月10日に決算を発表。単体では減収減益。
売上高は1,313億円で前年比-29.2%。
当期利益は183億円で前年比-38.9%。
年間配当は11円。
連結は売上高は1,808億円で前年比-26.4%。
当期利益は224億円で前年比-44.5%。
単体、連結ともにいまいちな状況だが、2025年3月期は当期利益が290億円と+29.6%になる予想。
決算発表は市場が終わった後なので、株価への反映はまだわからない。
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