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【2025年度通期比較】デパート4社の業績を比較 JFR、高島屋、三越伊勢丹、丸井G

   
【2025年度通期比較】デパート4社の業績を比較 JFR、高島屋、三越伊勢丹、丸井G
 

自分の投資方針の整理のために始めた決算情報のまとめ。これを使って、同業の比較をしていく。
今回はデパート4社を比較する。どの会社もインバウンドが低調になっており、先行きが良くない。そんな中でも高島屋がCB償還で赤字転落とか、三越伊勢丹は意外に好調とか。
Jフロントリテーリングのまとめはこちら。


高島屋のまとめはこちら。

三越伊勢丹のまとめはこちら。

決算のまとめはこちら。

決算情報

前回の記事はこちら。

まずは対象の4社の通期決算の情報。JFRと高島屋は2月、三越伊勢丹と丸井Gは3月決算であることに注意。

JFR(3086)は大丸と松坂屋を有する。傘下にはPARCOもある。

高島屋(8233)は関西に強い。CBの償還で2回の通期下方修正を発表に通期で利益は赤字になった。

三越伊勢丹(3099)は傘下に三越と伊勢丹を持つ。デパートが強かったのでコロナ禍ではひどい決算だったが復調した。個客で勝負している。

最後に丸井Gはデパートというよりはフィンテック企業になっている。このためインバウンドの影響をあまり受けてないようだ。

この4社では上の2社が減益、三越伊勢丹と丸井Gは増益だ。

2Q決算の比較

決算月は三越伊勢丹のみ3月なのだが、大きな差ではないのでそのまま比較する。
通期決算の表を横に並べたものだ。


JFR高島屋三越伊勢丹丸井G

2026年2月期
通期決算
2026年2月期
通期決算
2026年3月期
通期決算
2026年3月期
通期決算


売上高
12,904.910,322.95,456.3 2768.6

営業利益
4,450.9535.2800.2 502.1

経常利益
506.0568.8865.9 426.5

親会社に帰属する
当期純利益
282.8-81.9761.0 284.8


前年同期比

売上高
+1.7%-0.0%-1.8%+8.8%

営業利益
+0.7%-6.9%+4.9%+12.8%

経常利益
-5.4%-5.8%-1.7%+6.8%

親会社に帰属する
当期純利益
-31.7%+44.1%+7.1%


1株当たり純利益
112.93円-27.44円213.96円158.35円

通期配当
54円34円70円131円

株価
2581.5円1996円3200円3019円

配当利回り
2.1%1.7%2.2%4.3%

株主優待
10%割引券
(50,000円相当)
10%割引カード
(15,000円相当)
株主優待カード
10%割引
(最大30,000円相当)
なし

配当+株主
優待利回り
21.5%9.2%11.6%4.3%

配当性向
47.8%未定32.7%82.7%

時価総額(億円)
6984.66298.711757.7 5544.7

JFR

2026年2月期
通期決算


売上高
12,904.9

営業利益
4,450.9

経常利益
506.0

親会社に帰属する
当期純利益
282.8


前年同期比

売上高
+1.7%

営業利益
+0.7%

経常利益
-5.4%

親会社に帰属する
当期純利益
-31.7%


1株当たり純利益
112.93円

通期配当
54円

株価
2581.5円

配当利回り
2.1%

株主優待
10%割引券
(50,000円相当)

配当+株主
優待利回り
21.5%

配当性向
47.8%

時価総額(億円)
6984.6

高島屋

2026年2月期
通期決算


売上高
10,322.9

営業利益
535.2

経常利益
568.8

親会社に帰属する
当期純利益
-81.9


前年同期比

売上高
-0.0%

営業利益
-6.9%

経常利益
-5.8%

親会社に帰属する
当期純利益


1株当たり純利益
-27.44円

通期配当
34円

株価
1996円

配当利回り
1.7%

株主優待
10%割引カード
(15,000円相当)

配当+株主
優待利回り
9.2%

配当性向
未定

時価総額(億円)
6298.7

三越伊勢丹

2026年3月期
通期決算


売上高
5,456.3

営業利益
800.2

経常利益
865.9

親会社に帰属する
当期純利益
761.0


前年同期比

売上高
-1.8%

営業利益
+4.9%

経常利益
-1.7%

親会社に帰属する
当期純利益
+44.1%


1株当たり純利益
213.96円

通期配当
70円

株価
3200円

配当利回り
2.2%

株主優待
株主優待カード
10%割引
(最大30,000円相当)

配当+株主
優待利回り
11.6%

配当性向
32.7%

時価総額(億円)
11757.7

丸井G

2026年3月期
通期決算


売上高
2768.6

営業利益
502.1

経常利益
426.5

親会社に帰属する
当期純利益
284.8


前年同期比

売上高
+8.8%

営業利益
+12.8%

経常利益
+6.8%

親会社に帰属する
当期純利益
+7.1%


1株当たり純利益
158.35円

通期配当
131円

株価
3019円

配当利回り
4.3%

株主優待
なし

配当+株主
優待利回り
4.3%

配当性向
82.7%

時価総額(億円)
5544.7

考察

注目すべきところは以下の点か。

  • 売り上げ規模は、JFR>高島屋>三越伊勢丹>丸井G
  • 一方で純利益は、三越伊勢丹>丸井G>JFR>高島屋
  • 1株当たりの純利益は、三越伊勢丹>丸井G>JFR>高島屋
  • 配当利回りは、丸井G>三越伊勢丹>JFR>高島屋

時価総額と売り上げの規模は連動しない。三越伊勢丹が他社の倍近くあるが、売り上げは3番手だ。

過去10年の売り上げ、純利益比較

4社の2月/3月通期の決算を比較する。

 2025年度通期決算比較 デパート売上高 JFR、高島屋、三越伊勢丹、丸井G

2025年度通期決算比較 デパート売上高 JFR、高島屋、三越伊勢丹、丸井G


こうして売上高を比較すると、JFR、三越伊勢丹はコロナ禍で落ち込み、高島屋はやや遅れて落ちている。しかし丸井Gはあまり変動が見えない。
つまり丸井Gはインバウンドや店舗での販売に大きく依存していないということなので、コロナのような災害には強い企業といえる。

 2025年度通期決算比較 デパート純利益 JFR、高島屋、三越伊勢丹、丸井G

2025年度通期決算比較 デパート純利益 JFR、高島屋、三越伊勢丹、丸井G


純利益の比較が興味深い。
コロナ禍では4社とも下げているが、丸井Gだけが黒字を保っている。丸井Gの純利益はその時期を除くとあまり変わらないようだ。

他の3社はCB償還の高島屋を除くと、三越伊勢丹は復調が見られ、JFRは下げている。

安定して収益がみられるのは丸井Gのみだ。丸井Gはもうデパート企業ではなく、フィンテックで儲ける会社なのだ。

投資方針

赤字に転落した高島屋に投資するとしたら、逆張り方針の場合だろう。今が底と信じるなら買いこむといい。
一過性のものと思うので、余剰資金があるなら高島屋に投資する意味はありそうだ。

安定した配当が欲しいなら、高配当銘柄である丸井Gがいいだろう。年間131円の配当で利回りは4.3%前後と高い。一方で丸井Gは株主優待はなく、他の3社は普段の買い物で割引を受けられる。

普段の買い物をお得にしたいなら、近くにあるデパートの企業がいいだろう。近くになくてもネットストアでも割引があるかもしれない。
そういう買い方もないのなら、デパート銘柄は選ばなくてもいいのではないだろうか。

株式投資で参考になる本

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著者プロフィール
skyhighblue
本業はソフトウェアエンジニア。2005年頃に低い金利が嫌になり投資を開始。それ以来、ライブドアショック、リーマンショック、ウクライナショックを耐えて市場にまだとどまっている。日本の株主優待を中心に古くはBRICs投資、最近ではUSの個別銘柄にも投資。 他にはクレジットカードを用途別に使い分け、ポイ活も実施。常にお得な情報を探し、ふるさと納税も定期的に実施。
 
 

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