イオン(8267)とその傘下の企業が中間決算を発表している。大きな流れでは減益。自分が持つイオンファンタジー(4343)とミニストップ(9946)も見ていく。
イオングループの連結決算から見ていこう。
イオン 2025年度Q2決算 出典:イオン 以下同じ
グループ全体では中間期の売り上げが4兆9,994億円、前年比2,881億円の増収。しかし経常利益は898億円と、前年比-221億円の減益。
純利益は54億円と前年比-179億円。純利益は-76.5%とまあひどい。
イオン 2025年度Q2決算
イオン 2025年度Q2決算
イオン 2025年度Q2決算
イオン 2025年度Q2決算
決算発表を受けて、イオンの株価は下落した。
イオンファンタジーは、イオンモールに出店するゲーセン企業や子供が遊ぶ広場を運営する。コロナで客が途絶えた時にはひどい決算だったが、今はどうだろう。
イオンファンタジー 2025年度Q2決算 出典:イオンファンタジー 以下同じ
売上高、営業利益ともに過去最高となった。売上高は439億円と7.5%の増加、しかし経常利益は20億円と-17.5%の減益。原因は為替差損のようだ。
イオンファンタジー 2025年度Q2決算
営業利益の増益は既存店の売り上げ増が貢献している。やはりコロナ明けによって客足が戻ったためだろう。
イオンファンタジー 2025年度Q2決算
イオンファンタジー 2025年度Q2決算
店舗はどうだろう。好調を裏付けるように、日本、アセアンの出店を進め、中国は閉店を加速している。
イオンファンタジー 2025年度Q2決算
売り上げの内訳は、コロナ中に始めた戦略的小型店の貢献があるようだ。
イオンファンタジー 2025年度Q2決算
小型店には最近観光客に人気のカプセルトイ店がある。クレーン店も人気だ。
イオンファンタジー 2025年度Q2決算
最後に中国はどうだろう。年間で50~60店舗を閉めるという。これで黒字にもっていくつもりだが、中国の変容はその程度ではカバーできない気がする。
中国リスクがあるが、既存店の増益でイオングループも支えそうだ。
イオングループのコンビニ事業を担当する。コンビニといえば同じ時期に7&iがグループ再編を発表した。
ミニストップはどうだろうか。
まずは表から。
ミニストップ 2025年度Q2決算 出典:ミニストップ 以下同じ
ミニストップ 2025年度Q2決算
ミニストップ 2025年度Q2決算
営業利益を5年前から追っていくと、22年度に黒字になったものの、それまでは赤字だった。かなり大きな赤字だ。
今年度の赤字予想は21年度よりも少ない。少ないからといって赤字ではある。黒字転換の施策はどうだろう。
ミニストップ 2025年度Q2決算
これは知らなかった!人材不足なのか。パートタイム労働者の数が足りないだけでなく、店長が不在の店舗も多い。
それで店が回るのだろうか?時短営業になり、人件費高騰の原因になっているようだ。
ミニストップ 2025年度Q2決算
通期では売上高900億円、純利益4億円を目指す。今回の赤字は下期で挽回するそうだ。
イオンもそうだが、下期に頑張れるほどの理由があるのかな。おでんでそんなに儲かるのかな。
上記3社とも株主優待に積極的だ。
イオンはオーナーズカードで買い物の金額から現金で還元、イオンファンタジーはゲーセンで使える交換チケットと新米、ミニストップはソフトクリームのチケットだ。
どれも手放せない定番の優待株。配当も頑張ってほしい。
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