速報から1か月。12月19日に発表があり、KADOKAWA(9468)の株10%をソニーG(6758)が買い、筆頭株主になるという。
当初予想された買収ではなく資本提携で終わってしまい、期待外れで株価はストップ安に。
前回の記事はこちら。
1か月が経ち、ブルームバーグによれば、ソニーはKADOKAWAと資本業務提携をして、KADOKAWAが発行する新株を買い取り、10%を持つ筆頭株主になるという。
ブルームバーグの記事を引用する。
株式取得後、ソニーGはカドカワ株を追加取得する予定はない
カドカワは調達資金を新規IPの創出・開発・取得や、IPのグローバル流通の強化などに充当
なんと、買収して子会社にするわけではなく、10%のみの買い付けでこれ以上はせず、資本業務提携でKADOKAWAのIPを活用したシナジー創出を進めるようだ。
ソニーから見れば、KADOKAWAすべてを買い取る必要性はない、ということだろう。
何ともあっけない結論だ。
TOBによる株価上昇を期待していた株主は多かっただろう。残念ながらTOBは行われない。
このため株価はこれ以上上がる理由がなく、期待だけで上げていた株価は20日に急落。ストップ安になった。
朝方ストップ安、-700円を付けて微動だにせず終えた。終値は3,689円。
月曜もまた下げるのだろう。おそらく急騰前の3,000~3,500円まで下げるのだろう。
ソニーは残った資金で他のM&Aを仕掛けるだろう。
KADOKAWAは、ランサムウェア攻撃で傷ついたシステム改修や何らかの賠償を新株の代金約500億円で賄うのかもしれない。
KADOKAWAにはまだ長期的な成長の価値がありそうに思っているので、保有は継続予定。もともとランサムウェア騒動の中で安く買ったものだからまだ大丈夫。
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