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【決算】資生堂が2024年12月期2Q決算を発表 純利益が急減 株主優待も変更へ

   
【決算】資生堂が2024年12月期2Q決算を発表 純利益が急減 株主優待も変更へ
 

化粧品の資生堂(4911)が2024年12月期の2Q決算を発表した。インバウンド客の回復で大きく利益を上げていると思いきや、純利益の大半が吹っ飛んでおり、赤字すれすれになっている。発表を受けて、資生堂の8月8日の株価は700円下落の3810円と暴落。

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資生堂の発表

資生堂が2024年12月期の2Q連結決算を発表した。

2Q 年間予想
売上高 5,085億円 +2.9% 1兆円 +2.8%
中間利益 0.15億円 -99.9% 220億円 +1.1%

2Qの純利益は1,500万円。前年同期比で99.9%もの利益が吹っ飛んだ。
え、なんで?

決算発表資料

資生堂のIRページにある資料を見てみよう。

資生堂 2024年12月期 2Q決算資料

資生堂 2024年12月期 2Q決算資料 出典:資生堂 以下同じ

2Qの決算のポイントが書かれておる。日本国内は構造改革が奏功し好調でヨーロッパもいい。一方で中国の景気減退は深刻であり、USも一時的には減収という。またインバウンド客の買い物も以前よりは減っているようだ。

資生堂 2024年12月期 2Q決算資料

資生堂 2024年12月期 2Q決算資料


ブランド別の収益だ。興味深い。SHISEIDO、NARSブランで減収の一方で、フレグランス、事業譲渡、為替差益で儲けている。為替差益がなければ売り上げは3,000億円程度しかなく、赤字決算だったのではないかと思える。

資生堂 2024年12月期 2Q決算資料

資生堂 2024年12月期 2Q決算資料


2023年度の各四半期の売上高の推移だ。こうしてみると、2023年度に悪いところは今年度も悪いようだ。

資生堂 2024年12月期 2Q決算資料

資生堂 2024年12月期 2Q決算資料


中国とインバウンド客についての分析だ。中国はハイプレステージはいいのだが、SHISEIDOはじめ売り上げが良くない。コロナウィルス禍が明けたのに化粧品が売れないというのは、中国国内の景気減退は深刻である証拠だろう。
インバウンドについては日本に来る外国人の購入は好調だが、ここでも中国のハワイといわれる海南島が良くない。中国のレジャーは縮小しているのだろう。
資生堂 2024年12月期 2Q決算資料

資生堂 2024年12月期 2Q決算資料

こんな決算になってしまったので、構造改革は待ったなし。11月に新たな経営戦略を発表するそうだ。
中国の止血が優先だが、日本、ヨーロッパもいつ転落するかわからない。景気の良いときに対策することがベストだろう。

結局中国市場の冷え込みで資生堂の売り上げがなくなった時うことが原因なのだな。インドなどに今後は売り込むそうだから早く開拓すべきだろう。

株主優待の変更

今年は珍しくいいブランドのものを選ぶことができ、妻が喜んでいた。

資生堂は株主優待制度を変更し、販売している商品から選択するのではなく、ポイントを付与して公式ECサイトで自由に選べるように変更する。

資生堂 株主優待変更 2408

資生堂 株主優待変更 2408

株主優待の内容

保有する株数に応じてポイント付与が変わる。

  • 100~399株 1,500ポイント、または提示される商品、寄付
  • 400~999株 5,000ポイント、または提示される商品、寄付
  • 1,000~1,999株 10,000ポイント、または提示される商品、寄付
  • 2,000株以上 12,000ポイント、または提示される商品、寄付

付与条件

前年と当年の12月末時点に100株以上を保有する株主。つまり2年以上の保有が条件だ。

公式ECサイトはこちら。

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著者プロフィール
skyhighblue
本業はソフトウェアエンジニア。2005年頃に低い金利が嫌になり投資を開始。それ以来、ライブドアショック、リーマンショック、ウクライナショックを耐えて市場にまだとどまっている。日本の株主優待優待を中心に古くはBRICs投資、最近ではUSの個別銘柄にも投資。
他にはクレジットカードを用途別に使い分け、ポイ活も実施。常にお得な情報を探し、ふるさと納税も定期的に実施。
 
 

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