以前から使っているフィデリティ証券が、個人部門を分離して楽天証券に譲渡すると郵送されてきた。2025年1月に実行される。
いつもの投信の運用報告だろうと思って何気なく開けたら、驚いた。
紙に書いてあることをまとめると、
とうとうフィデリティ証券が個人向けにはなくなってしまうようだ。
3月にプレスリリースが出ていたようだが、全くアンテナに引っかからなかったので気づかなかった。
同封されていたものはこれ。
プレスリリースによれば、フィデリティ証券は個人部門の競争力がないことから楽天証券に譲渡して、投信運用部門に経営資源を集約するということだ。
実は自分が投信積み立てを始めたのはフィデリティ証券が初めてだった。当時は100円から積み立てられる、クレカを使える、なんてものはなく、口座振替、毎月1万円以上の設定となっていたと思う。
1万円なので毎月いくつも積み立てるのは難しく、当時いいなと思った、なおかつほかの証券会社に扱いがなかったフィデリティ・米国優良株・ファンドを買い付けた。
途中で引き出したり、積み立てをやめてしまったりで、もはや口座には残骸のような口数しか残っていないが、売っていなければ4月26日の価額は57,748円と、6倍近くになっている。
10バガーは無理でも投信だけで6倍にも財産が大きくなっていたかもしれないと思うと、惜しいと思う。しかしその換金したお金は使い道があったので仕方ない。
米国優良株の後でいくつかの投信を買ったりしたが、そのうちに国内株を買うようになって、当初は投信しか扱いがなかったフィデリティ証券から足が遠のいた。その後国内株を扱うようになったが、手数料が高く使う気にはなれなかった。そのあたりが、今回のフィデリティ証券の決断の原因だったのだろう。
今後は手続不要で楽天証券に移管される。口座を持っていない人は開設してもらえるし、持っている人は統合してくれるそうだ。
楽天証券では新NISA口座を開いていないので、移管された投信をどう活用するか、あるいは売却してしまうかは考えておこう。
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