MUFG(8306)が参加の各社でバラバラだったサービスの統一に乗り出す。おそらく三井住友FGのOliveが好調なため対抗するのだろう。
併せて新たなネット銀行を2026年度中に立ち上げるとも発表している。
MUFG 総合金融アプリ ネット銀行 2026年度 出典:ブルームバーグ
スマートフォン向け総合金融アプリの提供やデジタル銀行の新設が柱で、クレジットカード、証券取引などのサービスを一元的に提供する。
新たに「エムット」というブランドを立ち上げ、6月2日から同サービスの提供を始める。デジタル銀は2026年度後半をめどに開業する。デジタル取引を中心としつつも、三菱UFJ銀行の店舗網でも資産運用アドバイスなどが受けられる。新サービス提供により26年度に同行で100万口座の新規開設を目指す。
統合するブランドはエムット。銀行、証券などでばらばらなブランドアイコン、UIを今後統一していくのだろう。
新たなネット銀行は2026年度後半にできるという。auじぶん銀行をKDDIに渡してしまったのでそれに代わる銀行が欲しいのだろうか。三菱UFJ銀行でなぜできないのかがわからない。
この発表の背景にあるものは、他のメガバンクの動きだろう。
銀行にとって預金集めが重要となる中、大手銀などは利便性やポイント特典を軸としたサービス強化に動いている。三井住友フィナンシャルグループ(FG)は「Olive(オリーブ)」を展開し、みずほFGは楽天グループとの提携を深めている。MUFGも本格的なデジタルリテール戦略のてこ入れに乗り出したことで、預金集め競争がより加熱しそうだ。
三井住友FGはOliveが好調なうえに、ポイント戦略をPayPayとの協業に舵を切ったようだ。
みずほは楽天との協業を進めている。楽天にノウハウを提供し、楽天からは銀行客を総客してもらうのだろう。
ここにきて第4のグループが現れた。NTTとSBIの協業だ。
近年の金を生む事業は通信、金融、ECだろう。
MUFGと三井住友FGには通信とECがない。
みずほ+楽天はすべてある。
NTT+SBIにはECがない。
このようにみずほ+楽天が事業ポートフォリオでは数歩先行しているもののみずほの金融は3番手、楽天の通信は4番手と決して業績がいいわけではないから今は脅威になっていない。
しかし数年後には巨大な総どり企業になっているかもしれない。そういう危機感から他の3グループが合従連衡に進んだのだろう。
MUFGと三井住友は、足りない通信とECをどうするかが問題だろう。
通信は簡単だ。PayPayつながりでソフトバンクが三井住友FGと連携するかもしれない。auはもともとMUFGと共同してauじぶん銀行を運営してきたので、MUFGと仲がいいだろう。
ECは難しい。外資のamazonが参加するとは思えないので、巨大なamazon、楽天市場の下に位置する弱小のECしか連携相手がいない。
ここが問題だろうな。
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