証券会社はよく投資に関する勉強の資料を掲載している。今回はマネックス証券の記事をご紹介。
以前は「世界トップシェアを誇る安定成長銘柄12選」という記事を紹介した。マネックス証券の記事は興味深い。
今回は、NISA枠を活用して非課税で配当を毎月たくさんいただくために最適なポートフォリオは何か?というもの。
まずは記事のリンクを掲載しておく。
記事の内容は毎月決算がある高配当株を並べて、毎月多くの配当をいただくため、NISA枠の範囲で買える銘柄を選定している。
その例がこちら。
結果についてはこの時点で選ばれたもので、選に漏れたものもあるのでこの通り採用すれば幸せになれるとは限らないことに注意。
気になったのは以下の点。
記事では毎月得るようにしているが、非課税であるので決まった付、例えば6月と12月に半年分がやってきて困ることがあるのだろうか?
例えば1月と3月決算の銘柄で比較して、明らかに3月の銘柄が良いのにあえて1月の銘柄を買う必要があるか。3月の銘柄を倍買えばいいのではないだろうか。
もちろんそこには分散投資がかかわってくる。1月銘柄と3月銘柄に分散したほうがリスク低減に意味がある。
高配当とは、配当利回り率の高さを指すが、配当金に対して株価が安ければ高配当になる。業績不振や業界の低迷で長期的に株価が下がっているような銘柄を買えば当面は配当は維持できたとしても、将来は減配あるいは倒産リスクがあるだろう。
何よりリストに並ぶ会社は知らない会社だらけだ。このリストを気づきのきっかけとして、会社を調べて投資できると判断できれば良いのだが。
また、もちろん将来のテンバガー株が紛れ込んでいる可能性もある。そういう目利きも必要だ。
以上からこのリストをうのみにして買ってしまうのは非常に危険と思う。
過去にいろいろ読んだ本で学んだ情報では、株の銘柄選定は自分の興味がある分野からしたほうが良いようだ。
つまり仕事なり趣味なり、その分野のことを知っていれば自然と会社名を知るだろうし、その中から高配当銘柄を探すべきだろう。
あるいは高配当銘柄のリストからその会社を調べて興味を持ち、投資できると判断してもいい。知識なしで他人の判断で投資するのは危険ということだ。
他人が考えた考えに乗るだけの行動はやめたほうが良い。
そろそろ下落局面に入るのかな。新NISAから入って儲け続けた人にはつらい時期になりそうだ。
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