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【オルカン】三菱UFJ eMAXIS全世界株式に大量資金が流入 新NISAと長期化する円安傾向

   
【オルカン】三菱UFJ eMAXIS全世界株式に大量資金が流入 新NISAと長期化する円安傾向

三菱UFJ系の低コスト投信である通称オルカンへの資金流入が大きくなっていると話題になっている。
背景に何があるのか探ってみる。

オルカンとは

三菱UFJアセットマネジメントが運用する投資信託で、eMAXISシリーズの一つだ。正式には「全世界株式」と名前がついているが略称「オルカン」のほうが知られているだろう。
設定は2018年10月で新しくはないが古い部類でもない投信だ。着目されているのは、最近のUSの景気の良さ、株高と円安効果からくる基準価額の高さだろう。
低コストなインデックス投資を方針としているようで、分配金は出ていない。その分の複利効果もあって、5年のトータルリターンは17.79%。同じカテゴリに属する投信の平均が11.82%なので、成績のよさにひかれて選択する投資家が多いようだ。

コロナ発生時の落ち込みを吸収し、順調に基準価額を伸ばしている。優秀な投信といえよう。このため最近着目されているのかな。

オルカン 基準価額推移 240112

オルカン 基準価額推移 240112 出典:SBI証券

60%をUSに投資し、上位の組み込み銘柄はアップル、マイクロソフト、amazonといったテック企業だ。これらの株価の動向次第で基準価額はぶれるが短期的には大きくぶれることもないだろう。

自分は世界に投資するものは北米、ヨーロッパなどに分けているのでこの投信は使っていない。しかし初心者が始めるにはいいものと思う。

資金流入が1000億円突破

昨年から資金流入が増えているという話があったが、新NISAが始まって最初のクレジットカードによる購入の時期だからだろうか、1月9日の資金流入が1000億円を突破したという。

オルカン 資金流入 240109

オルカン 資金流入 240109 出典:日経

他の日もそこそこあると思うし、購入する人は多くても売却する人はまだ少ないと思われる。どんどん買われるので、都度円を売ってドルを買い、組み込み対象の銘柄の株を買っていく。
この過程で円安傾向になっていく。

内需の衰えと通貨安

海外投信が人気なのは国内の銘柄には期待ができないからだ。
今、国内で成長業種はどれと聞かれると答えに詰まってしまう。何もないのではないか?
一部の頑張っている企業はあるとしても、業種自体が元気なのはAI関連ぐらいか。しかしAIが投資で元を取れるかは、企業の選別が必要だ。
海外への投資が進めば、通貨安になるのは上述の通りだ。もちろん最終的には自国通貨に戻すのだろうが、それはいったいいつになるのか。
そのうちに日本の中でもドルが非正規の通貨として流通するようになるのかもしれない。店によっては円ではだめでドルでしか買えない、と。

国内に魅力がある企業が少ないのは、結局は国力の衰退、行きつく先は人口減というところだろう。
人口が減る国が栄えたためしはない、という。日本の国がこの先何でお金を稼いでいくのか、真剣に考える時期だろう。

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