純金積み立てをしている人に朗報だ。金の価格が最近また上がっている。
ニューヨーク商品取引所では4月12日に一時2400$を突破した。
有事の金ともいわれ、ウクライナ紛争開始のときは一時的に上昇していた。紛争は膠着化したがその後どうなったのだろう。
田中貴金属が公開している5年分の価格の推移が下図だ。
図を見てのとおりだが、ウクライナ紛争開始が2022年。その前の」2020年9月頃も一瞬あげているがこのころはコロナウィルスの蔓延期か。
2022年3月以降の日本円の価格は右肩上がりだが、海外市場は上げ下げがある。2022年10月頃に下げているが、このころは海外ではコロナウィルスが収束に向かっていた時期だろうか。リスクが下がったので、金から離れ、株などに資金が流れたのだろう。
2023年3月頃に一瞬あげてその後若干下げるも、2023年10月頃から右肩上がりだ。これはイスラエルとハマスの戦いだろうか。とうとうニューヨーク商品取引所では金は一時2400$/トロイオンスを付けた。国内は上述のとおり右肩上がりだが、ここには円安も影響しているだろう。ウクライナ紛争開始時からずっと右肩上がりだ。
円建てのこの1か月の金額は右肩上がり継続だ。1か月前からグラム当たり2,000円くらいあげている
金は保有していても利息は付かない。このため金に資金が流れてくるのはほかの商品が魅力的でないときだ。
例えば株も債権もよくないとき、上述の有事の時はすべてが下がり、資金は金に退避することが多い。
最近の世界の動向では、日本はマイナス金利解除で株価は調整を始めた。USは大統領選挙後の動向が見えないこともあり、利下げも進まないので株には資金が向かいにくい。
EUは最近いい話が聞こえないし、中国はずっとバブル崩壊に苦しんでいる。
こういう時なので新たな戦争の話がないけど、他に魅力的な投資先がないから金に向かった、ということではないのかな。
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