USのファンドであるKKRが富士ソフト(9749)の第1回TOBが成立したと発表した。
TOBはこれで終わらず、富士ソフトの買収完了はKKRなのかベインなのか。最後に笑うファンドはどっちだろうか。
前回の記事はこちら。
富士ソフトはKKRと組んでTOB、非上場を目指しているが、そこにベインキャピタルが割って入ってきた。
KKRはTOBを2段階で行うと話しており、そのうちの第1回は成立したそうだ。これにより、KKRは富士ソフトが発行する株式の3分の1を集めたそうだ。
関係者らによると、KKRは応募契約を結んでいた大株主の3Dインベストメント・パートナーズとファラロンからの応募分計32.68%と少数株主からの応募を加えて、富士ソフト株の3分の1超を確保した。企業の株主総会では、定款変更や会社の解散、合併の承認など重要提案について、出席者の3分の2以上の議決権が必要となるため、3分の1は企業の経営権をめぐる一つの目安となる。
会社を支配するためには2/3欲しいところだが、その半分を集めている状況だ。残り1/3以上を集める第2回TOBをKKRが始める前にベインがTOBを始めそうだ。
KKRは1株8,800円で買っていたが、ベインは9,450円で買うという。この発表があったので、KKRのTOBに集まった株は少なかったのかもしれない。
この価格でベインが買い進めれば1/3以上を集めることはできるかもしれないが、KKRが持つ1/3を入手できない。
2/3弱集めて強制的に買うのだろうか?そのあたりの仕組みはよくわからないが、富士ソフトの株主には高く売り抜けるチャンスであることに変わりはない。
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